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クリストバライトICSC: 0809 (11月 2016)
結晶性シリカ, クリストバライト
結晶性二酸化ケイ素, クリストバライト
Crystobalite
CAS登録番号: 14464-46-1
EINECS番号: 238-455-4

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ! あらゆる接触を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。  保護衣。  洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取 急性症状はない。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を多量の水で洗い流す
 

国連GHS判定基準に準拠

cancer;health haz
注意喚起語:危険
吸入すると、がんを起こすおそれ
吸入長期または反復曝露による肺、免疫系および腎臓障害 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・強酸化剤から離しておく
 
包装
 
クリストバライト ICSC: 0809
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の または 白色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
強酸化剤と反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 

化学式: SiO2
分子量: 60.1
・沸点:2230℃
・融点:1713℃
・密度:2.3 g/cm³
・水への溶解度 : 溶けない 


暴露・健康への影響

曝露経路
曝露は、主に吸入により起こる。 

短期曝露の影響
眼、気道および皮膚に、機械的刺激を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
肺に影響を与えることがある。 珪肺症を生じることがある。 自己免疫疾患を引き起こすことがある。 腎臓に影響を与えることがある。 人で発がん性を示す。 


許容濃度
TLV: (吸入性画分) 0.025 mg/m3 (TWA); A2(人における発がん性が疑われる物質).
EU-OEL: (吸入性画分): 0.1 mg/m3 (TWA);.
MAK: 発がん性カテゴリー: 1; 

環境
 

・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・作業衣を家に持ち帰ってはならない 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021