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カリウムICSC: 0716 (4月 2006)
CAS登録番号: 7440-09-7
国連番号: 2257
EINECS番号: 231-119-8

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性が高い。 多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  酸、ハロゲンまたは水と接触すると、火災および爆発の危険性がある。  水、酸またはハロゲンとの接触禁止。 裸火禁止、火花禁止、禁煙。    特殊粉末消火薬剤、乾燥砂を使用する。 他の消火薬剤は不可。  安全な場所から消火作業を行う。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。 灼熱感。  密閉系、または換気を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 痛み。 水疱。 重度の皮膚熱傷。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 医療機関に連絡する。 
重度の熱傷。 視力喪失。  顔面シールドを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 灼熱感。 ショック/虚脱。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・漏洩物を、乾燥粉末消火剤で覆う
 

国連GHS判定基準に準拠

flam;flamecorr
水に触れると、自然発火するおそれのある、引火性ガスを発生
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):4.3; 国連包装等級(UN Packing Group):I 

貯蔵
・耐火設備
・鉱油中に保管
・乾燥
・密封
 
包装
・気密
・破損しない包装
・破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる 
カリウム ICSC: 0716
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色~灰色の塊状物。 

物理的危険性
 

化学的危険性
水と 激しく反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 空気および水分の影響下で、 急速に分解する。 引火性/爆発性ガス(水素-ICSC 0001 参照)を生じる。 

化学式: K
原子量: 39.1
・沸点:765.5℃
・融点:63.2℃
・密度:0.856 g/cm³
・水への溶解度 : 反応する
・蒸気圧:ほとんどない (20℃) 


暴露・健康への影響

曝露経路
全ての曝露経路で重度の影響。 

短期曝露の影響
(水酸化カリウム)ICSC 0357参照。 

吸入の危険性
 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
 

・カリウムは常に鉱油中に保管しなければならない
・水、二酸化炭素などの消火薬剤と激しく反応する 

付加情報
  欧州分類
記号:F, C; R:14/15-34; S:(1/2)-5-8-45 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021