ICSC 0451 - 2,3-キシリジン

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2,3-キシリジン	ICSC: 0451 (4月 2007)
2,3-ジメチルアニリン

CAS登録番号： 87-59-2

国連番号： 1711

EINECS番号： 201-755-0

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	可燃性。火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 96℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。	裸火禁止。 96℃以上では、密閉系および換気。	水噴霧、二酸化炭素、泡消火薬剤、粉末消火薬剤を使用する。

作業環境管理を厳密に！
	症状	予防	応急処置
吸入	めまい。嗜眠。頭痛。吐き気。	換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。	新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚	吸収される可能性あり！｢経口摂取｣参照。	保護手袋。保護衣。	汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。医療機関に連絡する。
眼		呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡または眼用保護具を着用する。	数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。
経口摂取	紫色(チアノーゼ)の唇、爪および皮膚。めまい。嗜眠。頭痛。吐き気。意識喪失。	作業中は飲食、喫煙をしない。	口をすすぐ。医療機関に連絡する。

漏洩物処理	分類・表示
・個人用保護具：化学保護衣および空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク・この物質を環境中に放出してはならない・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる・地域規則に従って保管・処理する	国連GHS判定基準に準拠飲み込むと有害嗜眠およびめまいのおそれ血液の障害のおそれ長期または反復曝露による血液の障害のおそれ水生生物に、非常に強い毒性輸送国連分類国連危険物分類(UN Hazard Class)：6.1; 国連包装等級(UN Packing Group)：II
貯蔵
・強酸化剤、酸、酸無水物、酸塩化物、次亜塩素酸塩、ハロゲンおよび食品や飼料から離しておく・密封・消火により生じる流出物を収容するための用意・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない

2,3-キシリジン

ICSC: 0451

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観特徴的な臭気のある、澄明で淡黄色の液体。空気に曝露すると帯赤色～茶色になる。物理的危険性化学的危険性燃焼すると、分解する。窒素酸化物を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。強酸化剤と激しく反応する。次亜塩素酸塩と反応する。爆発性のクロロアミン類を生じる。酸、酸無水物、酸塩化物およびハロゲンと反応する。プラスチックおよびゴムを侵す。	化学式： C₈H₁₁N / (CH₃)₂C₆H₃NH₂ 分子量： 121.2 ・沸点：222℃ ・融点：2℃ ・比重(水＝1)：0.99 ・水への溶解度(20℃) ：15 g/100 ml ・蒸気圧：13 Pa (25℃) ・相対蒸気密度(空気＝1)：4.19 ・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気＝1)：1.00 ・引火点：96℃ (c.c.) ・発火温度：545℃ ・爆発限界：1-2.7 vol％(空気中) ・log Pow (オクタノール/水分配係数)：2.17

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
特徴的な臭気のある、澄明で淡黄色の液体。空気に曝露すると帯赤色～茶色になる。

物理的危険性

化学的危険性
燃焼すると、分解する。窒素酸化物を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。強酸化剤と激しく反応する。次亜塩素酸塩と反応する。爆発性のクロロアミン類を生じる。酸、酸無水物、酸塩化物およびハロゲンと反応する。プラスチックおよびゴムを侵す。

化学式： C₈H₁₁N / (CH₃)₂C₆H₃NH₂
分子量： 121.2
・沸点：222℃
・融点：2℃
・比重(水＝1)：0.99
・水への溶解度(20℃) ：15 g/100 ml
・蒸気圧：13 Pa (25℃)
・相対蒸気密度(空気＝1)：4.19
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気＝1)：1.00
・引火点：96℃ (c.c.)
・発火温度：545℃
・爆発限界：1-2.7 vol％(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数)：2.17

暴露・健康への影響
曝露経路吸入、経皮および経口摂取により、有害量が体内に吸収される。短期曝露の影響高濃度で曝露すると、意識低下およびメトヘモグロビン生成を引き起こすことがある。これらの影響は、遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。	吸入の危険性 20℃で気化すると空気が汚染されて、遅く有害濃度に達する；しかし、噴霧もしくは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。長期または反復曝露の影響血液に影響を与えることがある。貧血を生じることがある。

暴露・健康への影響

曝露経路
吸入、経皮および経口摂取により、有害量が体内に吸収される。

短期曝露の影響
高濃度で曝露すると、意識低下およびメトヘモグロビン生成を引き起こすことがある。これらの影響は、遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

吸入の危険性
20℃で気化すると空気が汚染されて、遅く有害濃度に達する；しかし、噴霧もしくは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。

長期または反復曝露の影響
血液に影響を与えることがある。貧血を生じることがある。

許容濃度
MAK: 皮膚吸収 (H)；発がん性カテゴリー： 3；生殖細胞変異原性グループ： 3B；

環境
・水生生物に対して強い毒性がある・環境中に放出しないように、強く勧告する

注
・曝露の程度によっては、定期検診を勧める・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要であるため、指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく・TLV は異性体混合物に対してのみ設定されている・ICSC 0453, 0600, 1519, 1686 および 1687 参照

付加情報

欧州分類
記号：T， N; R：23/24/25-33-51/53; S：(1/2)-28-36/37-45-61; Note：C