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1,1-ジクロロ-1-ニトロエタンICSC: 0434 (4月 2006)
CAS登録番号: 594-72-9
国連番号: 2650
EINECS番号: 209-854-0

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  57.8℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  57.8℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。  水噴霧、泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。 息苦しさ。 息切れ。 症状は遅れて現われることがある。 「注」参照。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 痛み。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
流涙。 充血。 痛み。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 灼熱感。 腹痛。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器
・漏れた液を、密閉式の 金属容器に集める
 

国連GHS判定基準に準拠

flam;flameskull;toxic
引火性液体/蒸気
吸入すると、生命に危険
飲み込むと有毒
呼吸器系への刺激のおそれ 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・耐火設備
・強酸化剤および食品や飼料から離しておく
 
包装
 
1,1-ジクロロ-1-ニトロエタン ICSC: 0434
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
刺激臭のある、無色の液体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
燃焼すると、有毒なガス(塩化水素、窒素酸化物およびホスゲンなど)を生成する。 強酸化剤と 激しく反応する。 ゴムおよびある種のプラスチックを侵す。 

化学式: C2H3Cl2NO2
分子量: 143.9
・沸点:124℃
・比重(水=1):1.4
・水への溶解度(20℃) : 非常に溶けにくい
・蒸気圧:2 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):5.0
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.0
・引火点:57.8℃ (c.c.)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.56  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:経口摂取および蒸気の吸入。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 蒸気を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。 「注」参照。 

吸入の危険性
20℃で気化すると空気が汚染されて、 急速に有害濃度に達する; しかし、噴霧もしくは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
TLV: 2 ppm (TWA); 

環境
・この物質の、環境への影響は十分に調べられていない
 

・肺水腫の症状は 2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する
・したがって、安静と経過観察が不可欠である 

付加情報
  欧州分類
記号:T; R:23/24/25; S:(1/2)-26-45 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
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