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カルバミン酸エチルICSC: 0314 (5月 2010)
エチルカルバメート
アミノギ酸エチル
カルバメート
カルバマート
CAS登録番号: 51-79-6
EINECS番号: 200-123-1

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。    裸火禁止。    粉末消火薬剤、アルコール耐性泡消火薬剤、水噴霧、二酸化炭素を使用する。   

 あらゆる接触を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入   局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚   保護手袋。  多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
  粉末の場合には呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・こぼれた物質を、密閉式の容器内に集める
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

excl mark;warncancer;health haz
飲み込むと有害のおそれ
発がんのおそれ
授乳中の子に害を及ぼすおそれ
神経系の障害のおそれ 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・「化学的危険性」参照
・密封
 
包装
 
カルバミン酸エチル ICSC: 0314
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無臭の 無色の結晶。 ペレット、または白色の 顆粒状の粉末。 

物理的危険性
データなし。 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 窒素酸化物などの有毒なフュームを生じる。 強酸化剤、強酸および強塩基と反応する。 

化学式: C3H7NO2 / NH2COOC2H5
分子量: 89.09
・沸点:185℃
・融点:49℃
・比重(水=1):0.98
・水への溶解度 :200 g/100 ml
・蒸気圧:5 Pa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.1
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.00
・引火点:92℃ (c.c.)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):-0.15  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:経口摂取。 

短期曝露の影響
神経系に影響を与えることがある。 曝露すると、意識低下を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
人でおそらく発がん性を示す。 


許容濃度
MAK: 皮膚吸収 (H); 発がん性カテゴリー: 2; 生殖細胞変異原性グループ: 5; 

環境
 

・作業衣を家に持ち帰ってはならない 

付加情報
  欧州分類
記号:T; R:45; S:53-45 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021