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ジフェニロールプロパンジグリシジルエーテルICSC: 0151 (9月 1997)
ビスフェノールAジグリシジルエーテル
CAS登録番号: 1675-54-3
EINECS番号: 216-823-5

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。    裸火禁止。    水噴霧、粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。   

 あらゆる接触を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入   局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚 皮膚の乾燥。 発赤。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 めまい。 嗜眠。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
・換気
・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める
・残留分を多量の水で洗い流す
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・強酸化剤から離しておく
 
包装
 
ジフェニロールプロパンジグリシジルエーテル ICSC: 0151
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無臭の 帯黄色の 茶色の 粘稠液体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
爆発性過酸化物の生成が推測される。 強酸化剤と反応する。 

化学式: C21H24O4 / C2H3OCH2OC6H3C3H6C6H5OCH2C2H3O
分子量: 340.5
・融点:8-12℃
・比重(水=1):1.17
・水への溶解度:「注」参照
・相対蒸気密度(空気=1):11.7
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):「注」参照
・引火点:79℃ (o.c.)  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:蒸気の吸入。 

短期曝露の影響
本物質は、眼および皮膚を刺激する。 曝露すると、意識低下を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 


許容濃度
MAK: 皮膚感作 (SH); 

環境
 

・文献では沸点、水への溶解性、蒸気圧、蒸気/空気混合気体の相対密度、発火温度は不明である
・蒸留前に過酸化物をチェックする;検出された場合は除去する 

付加情報
  欧州分類
記号:Xi; R:36/38-43; S:(2)-28-37/39 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021