広報動画-雇用政策

より良い仕事の未来に向けて構造変革を支援

 この広報動画は、より良い仕事の未来の新たな機会へと向かう労働者と事業体の移行過程と構造変革を支えるために必要な雇用政策に光を当てています。

 ILO雇用政策局は2021年11月15~16日にオンライン形式で開催した第4回雇用政策調査研究シンポジウムのテーマを「仕事を豊かに生む回復とより良い仕事の未来のための雇用政策」とし、6月にILO総会で採択された「新型コロナウイルス危機からの人間を中心に据えた回復に向けた行動に対するグローバルな呼びかけ」をフォローアップするものとして、より良い新たな日常に向けて経済を移行する構造変革と労働市場回復の過程を促進するILO加盟国政労使を支援する政策手段を検討し、得られる証拠を分析しました。

 シンポジウムに合わせて制作されたこの広報動画は、より良い仕事の未来の新たな機会へと向かう労働者と事業体の移行過程と構造変革を支えるために必要な雇用政策に光を当てています。

2021年11月19日発表・英語・2分32秒

 今日の仕事の世界において唯一確実なものは変化です。労働市場は前代未聞の混乱に直面しています。科学技術、人口動態、気候の変動が労働者と職場を翻弄しています。労働者の供給が不足している国もあれば、あまりにも多くの人が少ししか得られない働きがいのある人間らしい仕事を求めて競い合っている国もあります。サプライチェーン(供給網)は寸断され、激しい物不足が価格の高騰を招いています。そして、企業が借金まみれにならないようもがいている一方で、仕事を探している脆弱な人々が存在します。

 新型コロナウイルスの世界的大流行が鮮烈化させたこういった変化は、私たちの暮らしに大激動を引き起こしています。しかし、これはまた、より良い仕事の未来に向けて移動する機会を提供してもいます。

 どうすればこの難問に取り組み、より良い仕事の世界に向けた歩みを確実にすることができるでしょうか。私たちはしなやかで、将来のショックに対する強靱性を築くような新世代の雇用政策を必要としています。長期的に目指している理想像を追求しつつ、新たな現実に絶えず適応を図る政策、新たな証拠と分析に基づき革新的な解決策を提供する政策、誰も置き去りにしない、人間を中心に据えたアプローチをとる政策、働きがいのある人間らしい仕事の創出を通じて私たちの経済と労働市場を変革し、強化するような政策が必要です。これを「構造変革」と呼びます。

 構造変革は労働者と事業体により良い機会とより高い生産性を提供し、生産を多角化し、新たな産業における雇用の促進を手助けし、技能、訓練、企業開発へのより良い投資を通じて産業部門内の仕事の質を改善することができます。そこに至るには、新たな機会に向けた労働者と事業体の継続的な移行過程を支える必要があります。移行がうまく管理されないと構造変革は失敗します。経済と社会は、この移行支援に大いに関わりがあります。これはまた、新しい社会・経済モデルも要請します。

 コロナ禍は生産・報酬支払いの方法、投資方法、消費方法を変える必要があることを私たちに示しました。この変化を起こすカギを握るのは社会対話です。構造変革とは一致団結してより良い立て直しを図る方法のことを意味します。解が示されていない部分は多数残っていますが、アイデアと概念を具体的な行動に転化することがかつてないほど重要になっています。協働を通じて成長の枷を解き放ち、科学技術の質を高め、学習の多角化・加速化を図り、今の行動が将来的により良く機能することを確保しようではありませんか。