ILO事務局長声明

ウクライナに対するロシアの攻撃をILO事務局長も非難

記者発表 | 2022/03/03
© Aurel Obreja / UN Women

 2022年2月に開始されたロシア連邦によるウクライナへの攻撃に対し、国連総会で2022年3月2日に軍事作戦行動の即時停止を求める決議が採択されたことを受け、ガイ・ライダーILO事務局長も3日に最も強い調子で攻撃に対する遺憾の意を表明し、武力使用を即時に停止し、全ての軍事力を無条件にウクライナ領域内から国際的に認められた国境内に撤退させることを求める声明を発表しました。

 ライダー事務局長は、「ウクライナの民に計り知れない人間としての苦しみ、継続する人命の喪失を引き起こし、国際法を無視して行われた、ロシア連邦による、挑発されたのでもなく正当化もできない対ウクライナ攻撃」を非難し、「これは1世紀に及ぶILOの長い歴史の中でも最も暗い時期の一つ、社会正義を通じた平和促進というこの組織の使命の痛烈な拒絶に当たります。この攻撃の責任者らは、最初の犠牲者の中には勤労者が含まれ、仕事、企業、生計手段の破壊は膨大なものとなり、何年も続くであろうことを十分に知悉しています」と説いています。

 アントニオ・グテーレス国連事務総長は、ロシア連邦の行為によって世界は近年最大の地球規模の平和と安全保障上の危機に直面しており、対ウクライナ攻撃は多国間システム全体に対する挑戦であると警告しています。

 ライダー事務局長も、「ウクライナの政府、使用者、労働者と連帯して立ち、他の国連機関と共に可能なあらゆる支援を提供することはILOの義務です。私たちは、ウクライナで展開している事象の恐怖におののく目撃者としての激しい嫌悪と憤りに加え、事態を終結に導く実践的な行動に向けた決意をもたなくてはなりません。人権侵害と攻撃を通じた目標追求をはびこらせてはなりません。私たちには、ウクライナの民に対する義務を果たすという責任があります」と訴えています。


 以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。