第109回ILO総会

ローマ教皇、韓国/米国大統領など世界の指導者が仕事の世界サミットで演説

記者発表 | 2021/06/16
仕事の世界サミット初日に予定されている講演者

 現在バーチャル形式で開かれている第109回ILO総会の枠内で、2021年6月17~18日に開かれる仕事の世界サミットでは、仕事の世界に対する新型コロナウイルスの破壊的な影響への対応と、より良い仕事の未来を構築するために必要な行動に焦点が当てられます。

 6月17日GMT11時(日本時間20時)に開幕するサミット初日には、ローマ教皇フランシスコ、文在寅韓国大統領、フェリックス・アントワン・チセケディ・チロンボ・コンゴ民主共和国大統領(18日冒頭演説に変更)、アントニオ・コスタ・ポルトガル首相、ジョセフ・R・バイデン米国大統領による動画演説が行われます(登場順)。ハイレベル演説を受けて、ガイ・ライダーILO事務局長と国際使用者連盟(IOE)のロベルト・スアレス・サントス事務局長及び国際労働組合総連合(ITUC)のシャラン・バロウ書記長との談話が行われます。

 17日にはまた、新型コロナウイルス危機からの人間を中心に据えた回復のための行動を呼びかける決議採択に向けた検討も行われます。

 サミット2日目の6月18日には、GMT11時(日本時間20時)からコートジボワール、メキシコ、ポルトガル、スリランカの労働問題担当大臣、マフムド・モヒエルディン持続可能な開発のための2030アジェンダ資金調達担当国連事務総長特使、バングラデシュの使用者団体代表、バルバドスの労働者団体代表が参加してパネル討議が行われます。パネリストらは新型コロナウイルスの世界的大流行に対する対応やコロナ禍によって明らかになった労働市場の根深い問題、多国間主義が直面している課題、すべての人のディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)と社会正義を伴った仕事の世界を構築するために行動が必要な主な分野などについて意見交換を行います。

 サミットの模様は第109回ILO総会のウェブサイトを通じて動画で視聴できます。総会の動きは随時更新されるライブブログを通じて追うこともできます。


 以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。