世界こどもの日

キッズ・ユナイテッドが反児童労働ソングを発表

記者発表 | 2020/11/20
キッズ・ユナイテッド「Take a stand」(英語・3分30秒)

 2021年は国連の定める児童労働撤廃国際年ですが、フランスの少年少女5人組音楽グループ「新世代キッズ・ユナイテッド」は、2020年11月20日の世界こどもの日に発表した新曲「Take a stand(姿勢を明確に)」を国際年に捧げ、児童労働に終止符を打つことを目指すILOのキャンペーンに協力してくれることになりました。

 この新曲は問題に対処する行動を起こす緊急の必要性に光を当て、世界中の政府と団体に向けてもっと多くの活動を、と呼びかけています。「私たちは皆、自分の役目を果たし/この命に新たな出発の機会を与えなくてはなりません/その未来は私たちにかかっているのです/児童労働に終止符を打ちましょう」と綴る歌詞は、希望のメッセージ、私たち皆で協力し合えば児童労働はなくすことができるとのメッセージに焦点を当てています。

 子どもの権利を促進する取り組みの一環として国連児童基金(UNICEF)のメッセンジャーでもあり、ILOが2013年に複数の世界的に著名なミュージシャンと共に開始した「児童労働に反対する音楽イニシアチブ(MACLI)」のサポーターでもある新世代キッズ・ユナイテッドは、ディラン、グロリア、イリアナ、ネイサン、バレンティナの5人の少年少女で構成されています。MACLIは世界中の音楽関係者に向けて児童労働との戦いにコンサートや曲を捧げ、音楽教育を通じて子どもに力をつけることを呼びかけています。

 新曲の発表に際し、キッズ・ユナイテッドは次のようなコメントを発表しています。「この曲は児童労働に終止符を打つための地球規模の戦いに向けたものです。このクリップを録音できて名誉に感じています。この曲はまた、2021年の国連の児童労働撤廃国際年に捧げるものです。曲作りに際して私たちが心動かされたのと同じくらい皆さんの気持ちにも届くことを心から願っています」。

 ILO就労基本原則・権利部のフランチェスコ・ドビディオ部長代行は、「新型コロナウイルス(COVID-19)危機が進展の年月を逆転させる恐れがあるため、児童労働撲滅に向けた支援が今ほど重要な時はありません。このイニシアチブはかつて児童労働者であった子どもたちを含む子どものエンパワーメント、そして力を合わせて変化をもたらすことでもあるため、この若いスター歌手がこの大義に参加してくれるのを見てわくわくしています」と語っています。

キッズ・ユナイテッド「Take a stand」クリップ・メーキング動画(仏語・英語字幕付・2分19秒)

 現在、世界全体で推定1億5,200万人が児童労働に従事し、うち7,300万人は危険で有害な就労形態であるとILOでは見ています。国際社会は持続可能な開発目標(SDG)ターゲット8.7で2025年までにあらゆる形態の児童労働に終止符を打つ目標を掲げています。この活動を支える地球規模のパートナーシップである8.7同盟の下、230のパートナーと22の草分け国が集い、活動の調整を図って進歩を推進しています。

 新曲制作費の一部をILOが米国労働省の任意資金協力を受けて展開している「児童労働及び強制労働に対する活動の加速に向けた測定、啓発、政策従事(MAP16)プロジェクト」が補助しました。一方で新曲の販売収益の一部は児童労働に取り組む諸国を支援するILOの活動費として寄付されることになっています。


 以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。