高﨑真一ILO駐日代表、就任のご挨拶

ニュース記事 | 2020/06/18
この度、6月1日付でILO駐日代表に就任しました。浅学の身ではありますが、ILOのミッションである労働者の福祉の向上、社会正義の実現と世界平和の推進に向け全身全霊努めてまいります。

COVID-19の影響で労働の世界に大変動が生じていく中で、影響の分析、政策提言等ILOが果たすべき役割は今まで以上に大きくなっていると感じます。各方面からILOに寄せられる期待も膨らんでおり、まずはそれに応えていきます。

そのために、一人でも多くの人にILOの働きを知ってもらい、一人でも多くの人のお役に立ちたいと思います。分かりやすい資料の作成・提供や役に立つセミナーの開催に始まり、HP、SNS、マスコミ発表等あらゆるチャンネルを通じてILOが持つ有益な情報を発信していきます。特に、労働者の福祉の向上と社会正義の実現のためには、労働者と使用者のWin-Winな関係構築が重要ですから、ILO駐日事務所としてこれまで以上に企業、特に中小企業の応援・支援にも注力していきます。

私のバックグラウンドは厚生労働省職員です。採用以来、政策形成部署で長く勤務し、直接に制定(改正)作業に従事した法律だけでも、労働者派遣法、職業安定法、労働基準法、労働安全衛生法、介護労働安定法、労災補償保険法、個別労働紛争解決法、パートタイム労働法等多数に上ります。

中でも思い出深いのは、差別禁止の範囲が狭いと批判されたものの、「同一労働同一賃金の原則」を初めて実定化したパートタイム労働法の改正作業と、東日本大震災による福島第一原発事故に安全衛生部局の実務責任者として遭遇し、仲間とともに昼夜なく放射線被爆防止に取り組んだ日々です。

特に国際労働分野に通じているわけではありませんが、労働者の役に立ちたいという思いは誰にも負けません。ご指導よろしくお願いします。

令和2年6月1日
ILO駐日代表 高﨑 真一