ILO総会

コロナウイルスを理由としてILO年次総会の開催を2021年に延期

記者発表 | 2020/04/06

 新型コロナウイルス(COVID-19)が拡大を示す中、ILO理事会は2020年4月6日、この世界的大流行を理由として世界中で移動が厳しく制限されていること、そして代表団及び職員の健康と安寧を確保する必要性に鑑み、今年5月25日~6月5日に予定されていたILO年次総会の開催延期を決定しました。予定されていた第109回総会は2021年6月に開かれます。この決定に伴い、総会に関連して2020年5月25日に開かれる予定であった第338回理事会も6月6日に開催予定であった第339回理事会も開かれません。

 187のILO全加盟国から政労使代表団が出席し、仕事の世界に関わる重要な問題の討議、国際労働基準の策定・採択・適用監視を行うILOの年次総会は、毎年1回、ILOの本部が位置するスイスのジュネーブで開かれます。前回総会が延期されたのは第二次世界大戦中の1940年のことです。

 総会は延期になりましたが、ILOは加盟国政労使、開発パートナー、多国間諸機関との密接な連携を保ちつつ、ジュネーブの本部も世界中の事務所も業務を続けています。現在はコロナウイルスの世界的流行に対する即時及び長期的な政策対応・技術対応に多くの努力を傾注しています。


 以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。