グローバル難民フォーラム

グローバル難民フォーラムで難民及び受入社会を支援する共同行動を発表

記者発表 | 2019/12/18

 「難民に関するグローバル・コンパクト」の採択1周年を記念して2019年12月16~18日にジュネーブで開かれた第1回グローバル難民フォーラムにおいて、オランダ政府は、ILO、国際金融公社(IFC)を含む世界銀行グループ、国連児童基金(UNICEF)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と共に、出身地域内諸国における難民の受入と保護の改善に向けた国際的なパートナーシップ計画として「移動を強いられた人々と受入社会の展望改善に向けたパートナーシップ(PROSPECTS)計画」の開始を発表しました。難民とその受入社会が単に生き残るだけでなく、富み栄えるよう支援することが滞在長期化のリスクを減らし、難民の人道支援依存を軽減するとの「難民に関するグローバル・コンパクト」の合意を基礎としたこの計画は、強制移動の危機対応方法を人道主義的なものから開発手法へ変えるという基礎的な考え方の転換を目指しています。

 当初の実施予定期間を4年間とするPROSPECTSは、全ての関係者の強みを相互に補い合うことによって、1)社会及び経済への包摂を可能にする環境の醸成、2)移動中の脆弱な子どもの保護と教育を受ける機会の改善、3)受入社会の強靱性強化に向けて協働します。

 資金拠出国であるオランダは移動を強いられた状況への開発面からの対応を実践するための長期的な支援を約しています。世界銀行は教育、生計手段、民間セクターの育成、社会的保護、そして難民に対する進歩的な政策の支援を含むサービス提供に対する投資を公約しています。国際金融公社は民間セクターを通じた難民及び受入社会の問題解決策をもってPROSPECTSに貢献します。

 UNICEFは移動中の子どもに教育と保護を提供する各国及び地域の能力強化を図ります。UNHCRは難民その他の移動を強いられた人々に対する保護、支援、解決策の提供、その主導、調整という組織的な任務に則ってPROSPECTSに参加します。ILOは社会及び経済の包摂的な成長とディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の強化に努めます。

 1年半にわたってパートナーシップの目指すべきビジョンを共に育み、アフリカの角及び中東・北アフリカ地域におけるパイロット活動を開始した関係者らは、18日に開かれたフォーラム内のイベントでこの画期的な変革的イニシアチブに対する公約を再確認しました。参加機関はそれぞれに、アフリカの角及び中東・北アフリカ地域に所在する数百万人の難民とその受入社会の技能、能力、知識をより良く育む方法について意見を交わしました。


 以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。