ILO公開日

ILO本部公開日成功裏に終了:ILOの仕事の世界をのぞく窓

記者発表 | 2019/10/17

 ILOが100年の歴史で初めて、本部建物を公開し、一般の方々に日常業務を見学する機会を提供した2019年10月15日の公開日は成功裏に幕を閉じました。

 当日は地元の学童700人を含む1,600人近い老若男女で賑わいました。ガイ・ライダーILO事務局長は、仕事の世界に足を踏み入れる前の子どもたちに与えられたこのような機会が素晴らしい経験になることへの期待を示しました。

案内人アルベール

 見学者は様々な展示を通じてILOの活動の一端に触れていきました。ILOが地元のパートナーと共に子どもたちを児童労働から引き離すことに成功したガーナの手掘り鉱山を経験する仮想現実体験の機会も提供されました。

 環境に優しいグリーン・ジョブや国際労働基準、社会的保護、技能など、様々なトピックについてそれぞれの専門家が質問に対応しました。「ディーセント・ワーク・ゲーム」に参加し、ロールプレイを通じて強制労働や児童労働、男女平等、職場における障害などに関する知識を得る機会も与えられました。

 100周年写真展や幾つかの歴史的な文書の展示を通じて、ILOの過去100年の偉業を目にする機会も提供されました。一方で、自動化が進む仕事の未来の雰囲気を伝えるものとして、ロボットのアルベールも駆り出されました。

 マーティン・マーフィーILOコミュニケーション・広報局長は、「一人一人の暮らしに対するILOの影響を示し、仕事の世界で皆が直面している問題を理解する機会」を与えたこの初の公開日の成功について、「私たちはとても喜んでいます」とコメントを述べています。


 以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。