第108回ILO総会

100周年記念ILO総会(ジュネーブ・2019年6月10~21日)間もなく開幕、取材のご案内

記者発表 | 2019/06/07

 日本を含む187の加盟国から政府、使用者、労働者の代表5,700人以上の出席が予定されるILOの年次総会として、2019年6月10~21日にジュネーブのパレ・デ・ナシオン(国連欧州本部)とILO本部で第108回ILO総会が開催されます。

 6月10日午前11時から開かれる開会式では議長及び副議長の選出に続き、ガイ・ライダーILO事務局長、労使グループのスポークスパーソン、ILO理事会議長の開会演説が行われます。

 今年は創立100周年の記念すべき年に当たることから国連事務総長に加え、イタリアやフランス、南アフリカ、ペルーの大統領、ノルウェーやドイツ、チュニジアの首相など、40人以上の国家元首・政府首脳の出席が予定されています。本会議場におけるハイレベル特別ゲストの演説は6月10日午後3時15分から12日の午前中まで、そして2週目の6月19~20日に行われる予定です。

 事務局長報告を巡る本会議における議論は、6月12日午後~18日に行われます。今年の事務局長報告として提出されているのは、1月に発表された仕事の未来世界委員会の報告書です。『輝かしい未来と仕事』と題する報告書は、仕事の世界が前代未聞の変化と異例の課題に直面している時代において、より良い仕事の未来を達成する方法を検討するものとなっています。社会・経済政策の中心に、人々と人々が行う仕事を据えるという、成長と開発のための人間中心アジェンダを提案し、そのために人の能力、労働に係わる制度機構、持続可能なディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の三つに対する投資の増大を呼びかけ、全ての人の生涯学習や男女平等に向けた変革を起こすための政策課題、労働者に対する普遍的な保障の確立、時間に関する主権の拡大など、計10項目の具体的な提案を示しています。

 創立100周年を記念するものとして、今年は6月13~18日に第20会議場において、次のように、仕事の未来に関連したテーマ別フォーラムが開かれます。フォーラムの取材は自由です。

 今総会では以下の委員会が設けられます。

 ほとんどの委員会が6月10日の開会式直後から第2週半ばまで開かれ、20日午後1時までに審議を終え、21日の本会議に採択を求めて審議結果を提出します。ハイレベルゲストの演説、本会議の討議模様、テーマ別フォーラムはILO総会のウェブページからライブ動画及び録画動画でご覧になることができます。

 委員会の取材には当該委員会役員による事前許可が必要です。取材を希望される報道機関の方々は24時間前までにコミュニケーション・広報局(電子メール:newsroom@ilo.org)に英語で要望を提出していただく必要があります。また、国連に登録されているジュネーブ駐在員以外で総会の取材を希望される報道機関の方々は、入場手続きを円滑化するためにも事前にオンライン登録を行い、旅券、記者証、所属機関の取材指示書などの必要な情報を提出して頂く必要があります。その上で、パレ・デ・ナシオンのプレニー門に設けられる登録オフィスにおいて登録した旅券を提示して取材用バッジを受け取って下さい。バッジは、ILO本部建物(R2北側駐車場P1)とパレ・デ・ナシオン(プレニー門)を往復するシャトルバスのご利用にも必要です。このほかの取材の詳細については4月17日の記者発表をご覧下さい。

 今年は多数のハイレベルゲストの出席が予定されているため、警備体制が通常より厳しくなります。スチールカメラ、ビデオカメラ、録音機材の持ち込みに際しては、コミュニケーション・広報局ニュース班(電子メール:newsroom@ilo.org、TEL:+41-22-799-7912)に事前に通知された上で、プレニー門で保安検査を受けて頂く必要があります。検査を終えた報道機関の方々あるいは総会出席者と共に13番扉に到着された方々は、コミュニケーション・広報局職員が14番ホールの報道機関集合場所までご案内します。こちらではハイレベルゲストの到着を取材できます。

 ハイレベルゲストの演説を取材される場合には、総会議場ローザンヌ側の6階ギャラリーへご案内します。事前にコミュニケーション・広報局(電子メール:newsroom@ilo.org)に希望を提出されたカメラマンの方々は、会場後部ドアのローザンヌ側で待機している職員(Ms. Stephanie Malnuit 電子メール:malnuit@ilo.org、TEL:+41-79-593-1494)から特別入場バッジを受け取り、職員同行の下、議場の所定箇所2箇所から撮影して頂くことができます。代表団の公式指定を受けていないビデオジャーナリスト、オーディオジャーナリストの方々は、総会議場内に入ることはできませんが、5階の外交団ギャラリーで直接撮影・録音を行うか、第16会議室のライブ映像プールフィード、オーディオ配信をご利用頂けます。5階のギャラリーに入室を希望される場合には、担当職員(Ms. Rosalind Yarde 電子メール:yarde@ilo.org、TEL:+41-79-646-0480)へのご連絡をお願いします。配信の詳細は6月7日の英文記者発表をご覧下さい。ライブ映像は国連テレビを通じて欧州放送連合(EBU)にも供給されます。公式写真はILOのFlickrサイトから入手できます。ハイレベルゲストの到着時や会談模様の映像のご希望など、マルチメディア関係のご相談はコミュニケーション・広報局マルチメディア班(電子メール:multimedia@ilo.org)がお受けします。

 総会の議題、討議資料、スケジュールなど詳細については、第108回ILO総会のウェブサイトをご覧下さい。会期中の最新の動きは次のハッシュタグを用いて随時ソーシャルメディアを通じてお知らせします(英語#ILO100、仏語及び西語#OIT100)。会期中には毎日、その日の出来事のハイライトやインタビュー、各種リポートをデイリーショーとして配信します。


 以上は次の2点のジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。