ILO創立100周年

国連事務総長、スイス、ジュネーブの代表が出席して創立100周年記念行事をILO本部で開催

記者発表 | 2019/05/09
ILO本部玄関でグテーレス国連事務総長を迎えるライダーILO事務局長(左)

 2019年5月8日、ILO創立100周年記念行事の一つとして、アントニオ・グテーレス国連事務総長、スイス及びジュネーブの代表者が参加して、ジュネーブのILO本部において、スイス政府から寄贈された樹木によって作られた100周年記念並木道の植樹式と記念銘板の除幕式が行われました。

 グテーレス事務総長は、多国間主義について、社会、国家、地球全体の各レベルで、ますますあらゆる重要な行動主体が受け入れるべきものになってきていることに注意を喚起した上で、ILOについて「多国間主義が政府間の関係を越えるとの理想像を象徴するもの」と評価しました。そして、「100年後の世界がどうなり、経済や社会がどう動いているかは想像もつかないものの、絶対に確実なのは、私たちが植えた木がここに残り、それと共にILOも存在するであろうということ」と述べました。さらに、「ILOがその100年間の存在期間を通じて、世界中の労働者の権利に対して行ってきた極めて注目すべき貢献」についても賞賛するスピーチを行いました。

 ジュネーブ州のアントニオ・ホジャーズ知事とザミ・カナーン・ジュネーブ市長立ち会いの下、ガイ・ライダーILO事務局長と共に100周年記念銘板の除幕を行ったスイス連邦政府のイグナツィオ・カシス連邦参事は、ILOについて、ベルサイユ条約によって生み出された国際連盟の「最も重要な遺産」と評し、ILOがその政労使三者構成の構造のみならず、未来派で唯一無二の存在としても知られていることに言及し、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を通じて世界の平和を確保するというILOの中心的な使命にも触れた上で、「私たちがここに集ったのは、100年の歴史を祝うためではありますが、同時にまた、そしてとりわけ、全ての人のための未来を構築するためでもあります。植樹された木は、危機に立ち向かう深く根を下ろした強靱性に加え、活力、力、美をも同じくらい象徴しています」と語りました。

 ライダー事務局長は、国連事務総長並びにスイス及びジュネーブの代表者を歓迎し、「創立100周年は、ジュネーブ、スイス、そして多数国参加社会との友情及び協力体制を強化する重要な機会」であると述べました。

会場ではスイスで発行された、ILOの政労使三者構成を表す創立100周年記念切手も展示されました。

 式典にはグテーレス事務総長に加え、5月9~10日にILO本部で開かれる国連システム事務局長調整委員会(CEB)に参加する他の国連機関トップの出席もありました。


 以上はジュネーブ発の次の2点の英文記者発表の抄訳です。