ILO創立100周年記念広報キャンペーン

ILOを人々の意識に届けるグローバル広報キャンペーン

記者発表 | 2019/01/10
職場における声のツイッター用カード

 創立100周年を機に、ILOはこの機関が創立に際して付託された任務が今日の課題にいかに関連しているか、そしてすべての人にとって、より公平な未来の形成を手助けするこの機関の中心的な役割を示すために「ILOを人々の意識に届ける」グローバル広報キャンペーンを開始しました。

 キャンペーンは歴史的な動画や写真、文書などを通じてILOの過去、現在、未来を深く経巡るマルチメディアの旅を提供する9章立ての双方向型100周年記念特別ウェブサイト(英語等6言語)の内容に合わせて25のテーマで構成されています。このテーマは男女平等や若者の就労から気候変動や人工知能など、人々の日常生活に関係するものとなっています。

社会対話のツイッター用カード

 1月9日にオープンした100周年記念ウェブサイト第1章は「政労使三者構成原則と社会対話」と題し、ILOの根幹をなすこの原則を切り口にILO誕生時の世界情勢から始まる物語をご覧になれます。ウェブサイトは以下の9章で構成され、3月13日までかけてほぼ1週間に1章ずつのペースでオープンしていきます。第2章-権利と労働基準、第3章-平等と差別禁止、第4章-雇用、第5章-社会的保護、第6章-仕事と統治、第7章-労働条件、第8章-持続可能な企業、第9章-未来を見据えて。このウェブサイトには、世界各地で開かれる100周年関連イベントや関連するニュースも掲載されます。

 「私たちの物語、あなたの物語」と題する100周年記念ウェブサイトへのリンクを含むキャンペーン図版は、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディア、ウェブサイトで用いることができる一連のカード及び動画に加え、ポスターや雑誌広告、バスなどの公共交通機関、看板などの屋外広告などにも用いることができるよう柔軟にデザインされています。ソーシャルメディア用広報素材の英語版はインターネット上で公開されています。日本語版及びポスター等広報素材のご利用に関心のある方あるいはキャンペーンへご協力いただける方はILO駐日事務所広報までご連絡ください(E-mail: tokyo@ilo.org)。ソーシャルメディア上でILO100周年関連情報をお求めの場合には#ILO100のハッシュタグをご利用ください。

児童労働のポスター

 キャンペーンの目的について、マーティン・マーフィーILO広報局長は次のように説明しています。「仕事とそれを求める活動は、私たち皆の暮らしに触れるものであるものの、1919年から仕事の世界を形作る手助けを提供してきた国際機関が存在することはあまり知られていません。統一的な世界規模の広報努力を通じた私たちの目的は、ILOが仕事の世界に関連した人々の経験にこれまでにどのような利益をもたらしてきたか、そして今後もどのような利益をもたらし続けるであろうかを示すことにあります」。

 1919年に設立されたILOは、政府、使用者、労働者が一緒になって国際労働基準を設定し、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を促進する唯一の国際機関です。1日8時間労働から母性保護、強制労働や児童労働の撤廃まで、ILOは人々の暮らしに直接影響を与える国際労働法の形成に努めてきました。

 100周年を前に、ガイ・ライダーILO事務局長は2013年の第102回ILO総会に提出した事務局長報告で、次の100年に向けた課題に取り組む手段をILOに装備させることを目指し、ガバナンス(統治)基準グリーン企業貧困撲滅働く女性仕事の未来の七つの分野における特別事業を実施する100周年記念イニシアチブを提案しました。このうち仕事の未来イニシアチブに関しては、2015年の第104回総会に具体的な内容を提案した事務局長報告が提出され、これに基づき、仕事の未来についての国内における話し合いを各加盟国に呼びかけた後、独立した機関として仕事の未来世界委員会を2017年に設置し、現在労働市場に影響を与えている大きな変革に対する対応を検討してもらいました。2019年の総会の討議資料として用いられる委員会の報告書は来る1月22日に発表されます。


 以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。