国際移民デー

2017年ILO労働力移動グローバル・メディアコンクール優勝者発表

記者発表 | 2017/12/18

 12月18日の国際移民デーに際し、ILOは2017年労働力移動グローバル・メディアコンクールの各部門優勝者4人を発表しました。2016年に採択されたILOの「公正な人材募集・斡旋に関する一般原則及び運用指針」と最近開始された公正な人材募集・斡旋イニシアチブに沿って、今年のコンクールでは、労働力移動に加えて公正な人材募集・斡旋のテーマに関してもそれぞれ文書記事(電子版も含む)とメディア制作の二つの部門について募集が行われました。

 73カ国から350点を超える応募があり、第一次検討委員会と報道関係者4人で構成される独立審査員団の厳正なる審査を経て、以下の4点が優秀作品に選ばれました。

 公正な報道のモデルとして可能な限り幅広く優勝作品を共有し、促進することを目指して、国際労働組合総連合(ITUC)、国際使用者連盟(IOE)、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)、国際ジャーナリスト連盟(IFJ)など複数の組織と協力して実施されているこのコンクールは、労働力移動と公正な移民労働者の募集・斡旋に関する模範的な報道を奨励する効果的な手段であることが証明されています。2017年のコンクールはまた、国連が展開しているTOGETHERキャンペーンへの貢献も目指しています。日本を含む国連加盟国全193カ国が実施を公約したこのキャンペーンの目的は、難民及び移民に対する外国人排斥がエスカレートしている問題に対処し、非差別を促進する地球規模の活動を奨励することであり、国連総会で安全かつ秩序だった正規の移住及び難民に関するグローバル・コンパクトの採択が見込まれる2018年末まで続けられます。

 ILO労働力移動部のミシェル・レイトン部長は、移住と難民危機はマスコミに大きく取り上げられ続けているものの、非常にしばしば否定的な観点から光が当てられていることに注意を喚起した上で、このコンクールは移民の労働者としての権利が守られた場合に移住がもたらす肯定的な影響にも光を当てるバランスの取れた報道を奨励するILOの一つの道であると説明しています。ILOの採択する国際労働基準は移民労働者を保護し、公正で実効性のある労働力移動の統治を促進しつつ、差別や外国人排斥運動を防止する助けになり得ます。ILOは国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に基づく公約を支える手段の一つとして、これらの基準を批准・実施することを全加盟国に奨励しています。


 以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。