ILO/AICESIS/OKE会議

社会対話と仕事の未来に関する会議をアテネで開催(2017年11月23~24日)

記者発表 | 2017/11/22
ILO/AICESIS/OKE社会対話と仕事の未来会議 © Patrick Kovarik / AFP

 ILOと国際経済社会評議会同等機関連合(AICESIS)、ギリシャの経済社会評議会(OKE)は、ギリシャの首都アテネで2017年11月23~24日に「社会対話と仕事の未来」に関する会議を共催し、社会対話がいかに誰も置き去りにしない仕事の未来を形成する助けになり得るかについて意見交換を行います。

 この会議は、2019年のILO創立100周年に向けてガイ・ライダーILO事務局長が2013年のILO総会に提出した事務局長報告で提案した七つの100周年記念イニシアチブの一つである「仕事の未来100周年記念イニシアチブ」の枠内で開かれます。このイニシアチブは、今日の仕事の世界で進行中の、世の中を変えるような変化と、それが明日の経済及び社会にとって持つ意味について、ILOを構成する政労使三者が考え、語り合うことを奨励しています。

 世界各地の経済社会評議会及び類似の機関の政労使代表、国際機関の専門家らが参加して開かれる今回の会議の目的は、仕事の世界で起こっている重要な変容について話し合い、使用者、労働者、そして広く社会一般の利益に最もかなう形で仕事の未来を形作る助けになるように経済社会評議会及び類似の機関が取りうる行動を特定することにあります。会議では変化する仕事の世界に係わる課題を緩和するように設計された政策対応に関する好事例の共有が促進されます。

 会議に先立ち、科学技術や人口動態の変化、気候変動、グローバル化の影響に対処するために経済社会評議会及び類似の機関が演じてきた役割と直面している課題を分析し、これに関連して実施された非常に多様なイニシアチブを捕捉するために世界的な調査が実施されました。調査には44の機関が回答しましたが、主にこの調査結果を元にまとめられた背景資料は、仕事の未来の政策課題に係わる様々な要素に関する経済社会評議会及び類似の機関の現在の認識や優先事項、機構能力のスナップショットを示し、その関与の度合いを強める方法に関して幾つかの予備的な提案を行っています。


 以上はアテネ発英文記者発表の抄訳です。