第4回児童労働世界会議

第4回児童労働の持続的な撤廃世界会議(2017年11月14~16日)をアルゼンチンが主催:ガイ・ライダーILO事務局長も参加

記者発表 | 2017/11/10

 第1回オスロ(1997年)第2回ハーグ(2010年)第3回ブラジリア(2013年)に続く第4回児童労働世界会議として、2017年11月14~16日にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで「児童労働の持続的な撤廃世界会議」が開かれます。同国の労働・雇用・社会保障省がILOの技術的支援を受けて開催する今回の会議は、国連の持続可能な開発目標の国連の持続可能な開発目標のターゲット8.7に沿って、児童労働の撤廃に向けた歩みを速めることを目指します。

 2015年に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の17の持続可能な開発目標の一つである「持続可能で包摂的かつ持続的な経済成長、生産的な完全雇用及びすべての人々のディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の促進(目標8)」の達成目標であるターゲット8.7は「強制労働を根絶し、現代の奴隷制、人身売買を終らせるための即時の効果的な措置の実施、児童兵士の募集と使用を含む最悪の形態の児童労働の禁止及び撤廃の確保」、そして「2025年までにあらゆる形態の児童労働を撲滅する」ことを目指しています。

 2017年9月に国連総会に提出された推計値によれば、児童労働者は現在、世界全体で1億5,200万人、強制労働被害者は2,500万人(うち子どもは570万人)を数えると見られます。

 世界193カ国から1,500人以上の政府、使用者、労働者の代表などの参加が予定されている会議では、3日間にわたり、地球上から児童労働を根絶する歩みを速める共同の努力を強める方法について話し合います。将来的な労働条件を確定するであろう望ましい変化や、すべての子どもの教育と労働市場へのスムーズな移行を確保する責任と政策の策定に向けた提案について話し合うハイレベル・パネル討議を含み、九つの中心的なテーマに沿って専門的な討議や経験・好事例の交流が行われます。公共政策、法的枠組み、情報の普及・管理に用い得る手段、子どもの学業、若者の学校から労働への移行、青少年に健全な労働条件を確保する方法など、様々な視点から児童労働の問題に焦点が当てられます。農山漁村経済の児童労働や自然災害、紛争といった危機状況下における児童労働、サプライチェーン(供給網)における児童労働を防止する方法などといったテーマも取り上げられます。

 アルゼンチンのホルヘ・トリアカ労働・雇用・社会保障大臣は、「この会議はアルゼンチンが国内のみならず世界中から児童労働を根絶する努力に向けた公約を再確認するもの」と説明し、「子どもには保護された環境下で学校に通い、遊び、成長する権利がある」と説き、「子どもたちのために、幸せな子ども時代に向けた子どもたちの権利を確保するために協働を続けなくてはならない」と呼びかけています。

 会議にはガイ・ライダーILO事務局長も出席を予定しています。会議を前に、事務局長は、2015年に児童労働と現代の奴隷制の撤廃に向けた持続可能な開発目標についての合意が達成されたことに言及した上で、この問題と戦う取り組みの強化を呼びかけ、ブエノスアイレスの会議がその目標に向けた大きな一歩となるであろうとの確信を表明しました。

 会議の動きはツイッターフェイスブックを通じて随時発信されます。ハッシュタグ#clconf17を用いて最新の動きを追うこともできます。

 取材をご希望の報道機関の方々は会議のウェブサイト内に設けられているオンラインフォームを用いて申し込んでいただく必要があります。


 以上は次の2点のブエノスアイレス発英文記者発表の抄訳です。