欧州の雇用・社会政策

ユンカーEC委員長とライダーILO事務局長初会談:欧州の雇用・社会政策分野における協力などについて意見交換

記者発表 | 2015/07/30

 ガイ・ライダーILO事務局長は7月30日にブリュッセルの欧州委員会(EC)を訪れ、欧州の雇用・社会政策分野における協力などについてジャン=クロード・ユンカー委員長と意見交換を行いました。2014年11月のユンカー委員長就任後の公式の初顔合わせとなるこの会合は、欧州の雇用・社会政策に関する主な課題を検討し、最近の動向を振り返る機会となりました。委員長が昨年末に打ち出した仕事と成長のための3年間の投資計画の効果を高める方法について提案するILOの新刊書の内容も取り上げられ、今年3月に委員会で再始動の決定が取られた社会対話については、この分野での協力の約束が再確認されました。また、ギリシャの情勢、とりわけ現在進行中の交渉項目中の労働市場の面に関する話し合いも行われました。

 ILOは欧州委員会から多大な資金協力を受けています。両機関はディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)と国際労働基準の促進、労働条件の改善、社会と経済の進歩の育成に向けた共同の約束と基本的な価値を共有する古くからのパートナーであり、雇用や社会問題、開発協力、貿易などの分野で協力し合っています。

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 以上はブリュッセル発英文記者発表の抄訳です。