第104回ILO総会

第104回ILO総会イベント間もなく開催:仕事の世界サミット(6月11日)/児童労働反対世界デー・イベント(6月12日)

報道審議会 | 2015/06/08

 現在ジュネーブで開かれている第104回ILO総会の特別イベントとして6月11日には仕事の世界サミット、児童労働反対世界デーである6月12日には世界デーのイベントが総会会場となっている国連欧州本部で開かれます。

 「気候変動と仕事の世界」をテーマとする今年の仕事の世界サミットでは、労働者、企業、地域社会にとっての気候変動の意味合いが検討されます。労働事項を担当するコロンビア、セネガル、フランスの各大臣に加え、労使代表として、国際使用者連盟(IOE)のリンダ・クロムヨング事務局長と国際労働組合総連合(ITUC)のシャラン・バロウ書記長が参加するハイレベル・パネル討議では、仕事の世界がすべての人にとって公正な移行を確保しつつ、いかに社会正義、生産的な雇用、持続可能な企業を追求する解決策を形成し、強靱な気候変動対抗力を構築する助けになり得るかについて話し合いが行われる予定です。今年末にパリで予定されている気候変動に関する世界的な合意の達成を目指す交渉を前に、ILOでは現在、この議論に寄与することを目指し、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の機会を創出し、すべての人に公正な移行を確保しつつ、気候変動の課題に応える行動や事業に関する情報を募っていますが、サミットでは、気候変動と経済グリーン化に関して仕事の世界が直面するであろう課題を最も良く予測し、これに取り組む政策の検討も行われる予定です。

 10~12時に開かれるパネル討議終了後、フランスのフランソワ・オランド大統領、ガーナのジョン・ドラマニ・マハマ大統領、パナマのフアン・カルロス・バレーラ・ロドリゲス大統領、2014年のノーベル平和賞の共同受賞者であるカイラシュ・サティアルティ氏といったハイレベル・ゲストによる特別演説が行われます。

 今年の児童労働反対世界デーは「児童労働に反対、良質の教育に賛成」をテーマに、質の高い教育の重要性に焦点を当てています。6月12日には午後1時からカイラシュ・サティアルティ氏やパナマのロレナ・カスティージョ・デ・バレーラ大統領夫人、メキシコの労働・社会福祉大臣、シャラン・バロウITUC書記長、ケニア使用者連盟のジャックリーヌ・ムゴ事務局長が参加するパネル討議が開かれます。イベントの後半では、2014年の総会で採択された「強制労働条約(第29号)の2014年の議定書」の批准促進キャンペーンの開始式典が開かれますが、これにはこの議定書の最初の批准国となったニジェールのサリス・アダ雇用・労働・社会保障大臣も参加します。

 世界デーに合わせて、ILOは児童労働の撤廃と若者のディーセント・ワークの確保という二重の課題を取り上げた新刊書『World report on child labour 2015: Paving the way to decent work for young people(児童労働世界報告2015年版:若者がディーセント・ワークに至る道を敷設・英語)』を発表します。12日11時半から開かれる報告書の記者発表会にはカイラシュ・サティアルティ氏も同席します。

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 以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。