ILO事務局長:ルクセンブルク訪問

「ルクセンブルクの社会モデルは社会平和を保障」と評する同国公式訪問中のライダーILO事務局長

記者発表 | 2014/05/07

ライダー事務局長とベテル首相(右) ©SIP

 5月7日にルクセンブルクを公式訪問したガイ・ライダーILO事務局長はザヴィエル・ベテル首相をはじめとした政府関係者、労使団体代表と会談し、グローバル化した世界におけるILOの役割、国際労働基準の改善、社会対話の育成、ルクセンブルク及び欧州連合(EU)の若者の就業及び社会情勢といった事項を中心に、ILOとルクセンブルクの共通の優先事項について意見交換を行いました。ベテル首相は、真の社会対話を支えるという自らの決意を強調すると共に失業対策が政府の最優先事項の一つであることを説明しました。ライダー事務局長は、政労使の三者構成原則に基づくルクセンブルクの社会モデルは「社会平和を保障するもの」と評価し、価値と優先事項を共有することから自然にパートナーとなるルクセンブルクのILOに対する支援に深い感謝の意を述べました。ニコラス・シュミット労働大臣からは、ILOの雇用政策条約(第122号)、三者の間の協議(国際労働基準)条約(第144号)、民間職業仲介事業所条約(第181号)の批准に向けた政府の意思が改めて表明されました。


ルクセンブルクの経済社会評議会を訪問 ©CES

ライダー事務局長とシュミット労働大臣(右) ©MTEESS

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 以上はILO欧州連合・ベネルクス諸国事務所によるルクセンブルク発英文記者発表の抄訳です。