南南協力

アジア太平洋地域の労働組合間南南協力促進に向けてILO労働者活動局と中華全国総工会(ACFTU)が覚書を締結

記者発表 | 2014/03/27

 ILO労働者活動局と中華全国総工会(ACFTU)は3月27日にジュネーブのILO本部においてアジア太平洋地域における労働組合間南南協力推進に関する覚書を締結しました。2016年2月までに九つの地域計画を実行することを記すこの覚書は、労働組合員の基本権の保護及び促進に関する実効性のある労働組合戦略・方針を策定できるよう域内の組合指導者及び活動家の専門能力の強化を目指して両者の優先協力分野を特定するものです。組合の団体交渉能力、国の開発努力に参画する能力、その他関連技能を高める必要性を強調し、特定テーマに関する情報共有・経験交流を通じてACFTUと中国国外の労働組合組織とのコミュニケーションの強化を図るものとなっています。

写真左から江廣平ACFTU副会長、ILOのマリア・エレナ・アンドレ労働者活動局長、ガイ・ライダー事務局長、浦元義照アジア太平洋総局長

 ガイ・ライダーILO事務局長はILOの技術協力において南南協力がますます重要性になってきていることに言及して、ILOと中国政労使との協力関係をさらに強めることになる今回の覚書の締結をその方向に向かう一つの手段と評価しました。ACFTUの江廣平副会長も両機関が協力を強める必要性を強調して、労働者活動局及びILOアジア太平洋総局と協力してILOに付託された任務を地域で促進していくことへの決意を改めて表明しました。

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 以上は労働者活動局によるジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。

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