ILO理事

マルク・ブロンデル元労働者側理事の逝去を悼む

記者発表 | 2014/03/17
ブロンデル元労働者側理事写真

 ジュネーブのILO本部では3月27日までの日程で現在第320回理事会が開かれていますが、理事会の労働者側グループは3月17日に、前日の16日に享年75歳で逝去したマルク・ブロンデル元労働者側理事を追悼する特別会議を開催しました。1分間の黙祷の後、挨拶に立った理事会のリュック・コルトベック労働者側副議長は、ポーランドの労働組合「連帯」を支持し、その結社の自由を尊重することによって同国の発展に果たしたブロンデル氏の歴史的に重要な役割を想起するなどして、世界中で常にILOと労働者の大義を擁護し、社会対話における労働者の役割の認知に向けて戦い続けた同氏の功績を讃え、深い悲しみを表明しました。ブロンデル氏がかつて書記長を務めたフランス労働総同盟「労働者の力」(CGT-FO)のイブ・ベイリエ理事は、氏が結社の自由と団体交渉に関するILO第87号及び第98号条約の尊重を唱え続けてきたことを思い起こし、自由と連帯の価値を体現し、ILOの諸価値に深く結びついていたブロンデル氏を「象徴」と呼びました。ILO労働者活動局のアンナ・ビオンディ次長はブロンデル氏は労働者の権利の擁護に向けた使命において労働組合活動家を鼓舞し続けるだろうと述べました。

 CGT-FOの書記長(1989~2004年)であったブロンデル氏は、長くILOの理事を務め(1981~93年、1996~2008年)、2007年のILO総会では労働者側副議長に選出されました。

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 以上は労働者活動局によるジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。