アフリカ

アフリカ連合が特別雇用サミットを2014年9月にブルキナファソで開催することを決定

記者発表 | 2014/01/31

 2004年9月にワガドゥグで開かれたアフリカの雇用と貧困緩和に関するアフリカ連合(AU)特別サミットで採択された宣言行動計画は、アフリカ人民の生活状態改善を目的として、持続可能な貧困緩和のために、雇用創出を経済及び社会政策の明確かつ中心的な目標に据え、具体的な行動を提案しています。2013年4月に開かれたAU労働・社会事項委員会第9回通常会合は、ワガドゥグ・サミットから10年が経ったのを機に宣言及び行動計画の実績評価を行う特別大臣会合を2014年3月にナミビアで開くことを決定し、2014年9月には国家元首及び政府首脳が出席する特別サミットをブルキナファソで開くことを提案しました。2014年1月30~31日にアディスアベバで開かれたAUの第22回通常総会は委員会の提案を承認すると共に、ILOその他の機関にサミット開催における支援を要請しました。

 過去10年間、アフリカ経済は年平均5%の高い成長を示してきましたが、この恩恵は大半の人民に届いておらず、若者の失業率は相変わらず高く、毎年1,000万~1,200万人の若者が職を探しています。9月に開かれるサミットではワガドゥグ宣言及び行動計画の実行における進展と制約を包括的に点検するだけでなく、雇用と貧困緩和に関する新たな政策及び事業計画の検討・改訂・提案も行い、2014~24年の具体的な行程表を採択すると同時に2015年以降の開発課題に向けたアフリカ諸国の指導者たちの共通の立場を形成する予定です。

* * *

 以上はILOアフリカ総局によるアディスアベバ発英文記者発表の抄訳です。