変化を起こさせる動因

ILO/MTV若者の就業好事例コンクール:入賞はオランダ、バングラデシュ、パラグアイの事業

記者発表 | 2014/03/21

 ILOの若年者雇用計画は「若者の就業好事例イニシアチブ」を通じて、若者のためのディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の促進に効果的であることが証明された最善事例を世界中から募っていますが、このたび、オランダ、バングラデシュ、パラグアイの事業が2013年のコンクールの優勝者に選ばれました。

 世界57カ国から103点に上った応募事業の中から選ばれた3事業はそれぞれ、不利な立場にある若者が自尊心を高め、就業できる技能を獲得し、労働市場における足がかりを得る助けになる革新的な解決策を提案しています。オランダの「2GetThere(そこに到達するために)」事業では、学校を中退する恐れがある若者や労働市場から離れて反社会的な態度にさらされている若者を同じ若者のコーチが支えています。バングラデシュの「縁辺から主流へ」事業は障害のある若者を対象とし、若者のニーズと希望に基づき、職業訓練と一時的な賃金補助金の組み合わせまたは起業家訓練と開業用資金を提供しています。パラグアイの事業は農村の低所得世帯の若者受益者が技術的なスキルを獲得し、革新的なビジネス及びマーケティングの方法を学ぶ手助けを提供しています。

オランダの「2GetThere」事業(西語、英語字幕付)

 コンクールは、周囲に変化をもたらす若者の活動に光を当てるMTVラテンアメリカの「変化を起こさせる動因」プログラムと協力して実施され、入賞事業を紹介するスポット動画が制作されました。動画はMTVで放送されますが(オランダ3月21日、バングラデシュ4月11日、パラグアイ5月1日)、「若者の就業好事例イニシアチブ」のウェブサイトでもご覧になれます。

バングラデシュの「縁辺から主流へ」事業(ベンガル語、英語字幕付)

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 以上はジュネーブ発英文記者発表の抄訳です。