1980年の高齢労働者勧告(第162号)

正 式 名 : 高齢労働者に関する勧告
(第66回総会で1980年6月23日採択。その他の勧告)

勧告の主題別分類:高齢労働者  勧告のテーマ:特殊なカテゴリーの労働者

[ 概 要 ]
高齢労働者の諸問題を総合的にとりあげた初めてのILO文書。加齢によって雇用・職業の面で困難に遭遇する労働者のすべてに適用し、このような人々の雇用問題は、総合的でバランスのとれた完全雇用戦略との関連で処理されるべきだと想定している。
勧告は年齢を理由とする雇用・職業の差別待遇を防止するための措置を求め、賃金、安全衛生などの労働条件について均等待遇がなければならないと規定する。保護の面では、労働時間短縮、休暇延長、フレックスタイムなどによる労働時間編成など、高齢労働者が困難を感じないで就業できるようにするための配慮が必要であるとしている。
引退に伴う諸問題については、年金年齢に達する前の配慮事項、年金支給に関連する問題などについて措置が求められる。
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