暴力とハラスメント

新型コロナウイルス対応とコロナ危機回復を暴力とハラスメントから自由な、より良い日常に向けて導く

イベント模様録画動画(英語・1時間28分45秒)

 繁栄の時であろうと危機の時代であろうと、暴力とハラスメントはいつの時代でもどこであろうと許されませんが、今回の新型コロナウイルス(COVID-19)の突然の発生のような危機時にはそのリスクは一層高まります。

 暴力及びハラスメント条約(第190号)と条約を補足する同名の勧告(第206号)は、第108回ILO総会で2019年6月21日に採択されました。採択1周年を記念して開かれるこのバーチャル・ハイレベルイベントでは、総会でこの基準を巡る討議において決定的に重要な役割を演じた専門家やガイ・ライダー事務局長を始めとするILO職員などが参加し、今のこの新型コロナウイルスの世界的大流行の中で、この条約と勧告の妥当性を検討します。第190号条約の批准及びこの基準の実施に関連した困難や学んだ教訓について、政労使代表が意見を交換する機会も提供されます。

 イベントの目的は、以下の四つです。

  1. この基準自体、そして新型コロナウイルス危機の中でのこの妥当性についての啓発
  2. 現下の危機に対応し、将来の危機に向けた強靱性を確保しつつ、暴力とハラスメントから自由な、より良い仕事の世界の常態を構築する実践的な枠組みとして、この文書を活用することの呼びかけ
  3. 条約の批准や基準の実施に関して、採択後1年間に学んだ教訓や困難についての情報交換
  4. 最近のILOの刊行物をもとにしたこの基準の政策要素及び関連資料の紹介、必要なさらなるツールの特定

詳しくはイベントのウェブサイト(英語)へ---->
新型コロナウイルス対応とコロナ危機回復を暴力とハラスメントから自由な、より良い日常に向けて導く