産業別会合

林業における安全衛生とディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の促進部門別会合

 非公式(インフォーマル)な就業者が多いために正確な数字を出すのは難しいものの、2010/11年に世界全体で5,420万人が林業に従事していたと見られます。このうち、紙パルプなどの二次産業を除く狭義の林業・伐採搬出業従事者は1,270万人(うち920万人がインフォーマル就業者)と推定されています。林業労働の従事者には季節労働やパートタイムの臨時労働、請負労働が多く、労働法規の適用や労働監督が十分でない場合があります。

 労働災害も職業病の発生率も比較的高いものの、実践的な取り組みによって労働安全衛生水準が相当に向上することが経験上示されています。賃金水準は国や地域によるばらつきが大きいものの、機械化率が高い国を除き、他の産業と比して平均を下回る傾向があります。

 この産業別会合には、当該産業の労使代表各8人に加え、関心のある全ての政府代表が参加して、結論及び決議の採択を目指し、林業におけるディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)と安全衛生の促進に向けた話し合いを行います。

 林業に特化した条約・勧告は存在しませんが、2001年の農業における安全健康条約(第184号)及び付属する同名の勧告(第192号)など、労働安全衛生分野の複数の基準が林業労働に関連しています。また、『林業労働監督ガイドライン』と『林業労働の安全衛生:ILO実務規程』の二つの指針が実務的な手引きを提供しています(どちらも株式会社日本林業調査会による邦訳版あり)。

 討議のたたき台として事務局が準備した報告書『林業におけるディーセント・ワークと安全衛生の促進』は、第1章-林業部門を取り巻く現状、第2章-林業部門におけるディーセント・ワーク、第3章-林業における労働安全衛生、の3章構成で、この産業の特徴を簡潔にまとめています。


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林業における安全衛生とディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の促進部門別会合