若者のための働きがいのある人間らしい仕事グローバル・イニシアチブ

若者のための働きがいのある人間らしい仕事グローバル・イニシアチブ参加機関らが西アフリカの若者の起業家精神を促進する活動を実施

記者発表 | 2018/11/13

 15~24歳の若者1億9,000万人以上が暮らすサハラ以南アフリカでは職のない若者が1,100万人を超え、その上、若者の69%が働いていても貧しいという現状があります。

 グローバル・アントレプレナーシップ(起業家精神)週間(2018年は11月12~18日)の一環として、「若者のための働きがいのある人間らしい仕事グローバル・イニシアチブ」がダカール(セネガル)で2018年11月13~14日に開催する若者起業家精神・自営業(YES)フォーラムではサハラ以南アフリカの若者が直面している課題に取り組む計画が検討されます。若者の起業家精神と自営に焦点を当てたこの計画では、1)政策・規制環境の改善、2)良質の市場、ネットワーク、知識、技能へのアクセス、3)資金調達機会の確保の三つの主要分野における共同活動が提案されています。イニシアチブを代表して国際貿易センター(ITC)のドロシー・テンボ事務局次長は、明日のイノベーターであり、雇用創出者である若手起業家に、正しい技能と知識を備えさせることが「包摂的で持続可能なアフリカにとって必須」と訴えています。

 政策関係者、若手起業家、労使の社会的パートナー、市民団体、金融・ビジネス支援サービス提供者、国際・地域機関など、官民両部門から200人以上の参加が見込まれるフォーラムは、経験交流、既存のイニシアチブからの教訓抽出、若者の就労を後押しする共同行動の探求を通じて、西アフリカの若手起業家に対する支援を加速する足場になることが期待されます。持続可能な開発目標の国連ヤングリーダーを務めるチャールズ・イマニュエル・アキミエンは、持続可能な繁栄のカギは「若者の雇用と起業機会への投資」と説いています。

 サハラ以南アフリカでは公式・非公式を問わず、雇用の受け皿は圧倒的に零細・中小企業です。若者が経済機会を活用し、変化をもたらす要素としてその潜在力を発揮するには、必要な技能を備えることが決定的に重要です。この点で、国連工業開発機関(UNIDO)のリー・ヨン事務局長は、「若者の起業家精神の育成」を「アフリカにおける包摂的で持続可能な工業開発の達成という自分たちの使命の中心にあるもの」と説明します。

 フォーラム参加者は政策を若者の起業家精神にとって効果的なものとする方法、資金調達機会、市場やネットワーク、知識、技能へのアクセスといった中核的なテーマに関する政策討議や専門的な議論を行います。デジタル技能や環境に優しいグリーン・ジョブ、海洋資源の持続可能な利用を図るブルー経済、そして気候変動に対する耐性、食の安全保障、人の移動などの課題に取り組むための社会的起業や農業基盤型産業などの農村開発といった新たに登場してきた相互に関連する、アフリカの若者にとっての優先事項にも焦点が当てられます。イベントの全体を通じて地域の若手起業家が中心的な役割を演じ、人を鼓舞するような自らの体験談を語り、セネガル輸出振興庁(ASEPEX)が主催する売り込みコンペで自らの事業事例を発表することになっています。フォーラムにおける経験や知識、最善事例、革新的な取り組みについての情報交換は、西アフリカの若者の起業家精神及び自営に与える影響やこの分野での活動の拡大に向けた共同宣言の内容に資する予定です。

 デボラ・グリーンフィールドILO政策担当副事務局長は、様々な問題の解決策の一部である若手起業家の声を聞き、創造力を発揮させる機会を与え、権利を尊重すべきことを説いています。

 フォーラムは、ILO、ITC、国連資本開発基金(UNCDF)、国連貿易開発会議(UNCTAD)、UNIDOといった「若者のための働きがいのある人間らしい仕事グローバル・イニシアチブ」のパートナー機関が、セネガル政府、セネガル若者就労促進庁(ANPEJ)、ASEPEX、スペイン政府、ルクセンブルク政府、アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)企画・調整庁、ネスレ、そしてセネガルにおけるグローバル・アントレプレナーシップ週間主催者のJokkolabsの協力を得て開催します。「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の下で国連機関全体にわたる初の幅広い取り組みとして、世界的な若者の就労促進に向けて2016年に発足した「若者のための働きがいのある人間らしい仕事グローバル・イニシアチブ」は活動の分散に対処し、効果的で革新的な活動を促進しています。


 以上はダカール発英文記者発表の抄訳です。