IPECについて

児童労働撤廃国際計画(IPEC)について

児童労働撤廃国際計画(IPEC)は、危険有害労働をはじめとする最悪の形態の児童労働の撤廃に重点を置きながら、最終的にはすべての児童労働をなくすことを目標とする技術協力プログラムです。IPECは1992年、ドイツからの拠出により開始された当初は、ブラジル、インド、インドネシア、トルコ、タイの5ヵ国が参加していました。今日では、世界100ヵ国以上で活動実績をもち、年間予算が4000万米ドルを超えるILO最大のプログラムとなっています。
受益国(2012-2013年) 
ドナー(2000~2012年)

児童労働をなくすために、IPECは、参加国・地域で、以下のような活動を展開しています。
  •  政労使をはじめとする関係者の取組みの動機づけ
  •  児童労働に関する知識の普及と意識の向上
  •  国の政策・行動計画の作成支援
  •  児童労働の保護・防止に関する法制度の確立と執行
  •  児童労働者に対する直接的支援活動
  •  成功事例の普及・拡大
  •  万人のための教育(EFA)、社会的保護、貧困削減、大人にはディーセント・ ワークの主流化
  •  効果のモニタリングと評価

また、児童労働の危険にさらされている子ども、児童労働者、その家族とコミュニティに対しては、以下のような直接的なサービスを提供しています。
  •  コミュニティ全体の意識向上
  •  児童労働者の迅速な救出とリハビリテーション
  •  教育・職業訓練の提供
  •  対象となる家族の経済的エンパワメント
  •  地域の児童労働モニタリング及び照会                                                    

最近の動向を受けて、IPEC は、今後の優先的活動分野として、以下の9つを挙げています。
  •  社会的保護プログラムの効果を活用 
  •  児童労働に対する最も有意義な代替手段としての教育の普及
  •  生計の改善を通じた家族の支援
  •  脆弱で支援の手の届きにくい子どもたち(移民、家事労働、15歳以上の危険有害業務、等)のニーズへの対応
  •  危険有害労働(特に農業)に就く最悪の形態の児童労働を撲滅
  •  少年兵と紛争の影響を受ける子どもたちのニーズへの対応
  •  ビジネスと人権
  •  ILOの条約適用監視メカニズムの見解への対応 (ミャンマー、ウズベキスタンの児童労働)
  •  アフリカにの重点化