事務局長

ガイ・ライダーILO事務局長

 ILOの事務局である国際労働事務局を率いる事務局長は5年ごとに理事会で選出されます。2012年10月1日に就任した英国出身のガイ・ライダー第10代事務局長は、ILOは、仕事、社会的保護、貧困との闘い、平等などといった今日の問題の中心に存在するものと考え、仕事の世界に関する国際的な意思決定の場においてILOが中心的な役割を果たすようさらなる努力をしています。経済危機のような世界規模の困難な状況、そして変革が進められている国々、とりわけ仕事の世界が脅かされている国々の政策課題に関してILOが役立てることを目標に、内部機構を改革し、専門能力の強化と政策分析力の向上を図っています。

 仕事がなくては、持続可能な経済成長はありません。経済が成長しなくては、雇用は創出されません。この単純な論理が緊縮政策を適用した欧州の政策策定者の方々には明白ではなかったようです。これは私たちが直面している経済停滞の唯一の要素であるだけでなく、まさにその真髄なのです。

ガイ・ライダー

事務局長の声明・メッセージ等

  1.  事務局長の日々の動きは、FacebookTwitterを通じて追うことができます。事務局長の英語ウェブページでは、事務局長が随時発表している声明や各地で行った講演、記者発表やニュース、出演したTV番組の動画、写真などを見ることができます。その一部について日本語抄訳を作成しました。

  2. 労働安全衛生

    ILO事務局長動画メッセージ-有毒化学物質に起因する予防可能な死亡者が発生しないよう協働を

    2021年7月7日

     ガイ・ライダーILO事務局長は、ドイツ環境大臣が主催して2021年7月7~8日にオンライン形式で開かれた化学物質と持続可能性ベルリン・フォーラムに向けた動画メッセージで、有毒化学物質を原因とする予防可能な死亡者や疾病罹患者をなくすには地球規模の協力が必要と呼びかけました。

  3. メーデー

    ILO事務局長動画メッセージ-共同の生き残りと繁栄のカギを握るのは連帯

    2021年4月30日

     2021年のメーデー(5月1日)に向けて発表した動画メッセージで、ガイ・ライダーILO事務局長は、新型コロナウイルスの世界的大流行による仕事の世界の荒廃に改めて注意を喚起した上で、全ての人が安全にならない限り、誰も安全ではないと説き、力を合わせて全ての人の尊厳と正義を伴った仕事の世界をもたらそうと呼びかけています。

  4. 労働安全衛生世界デー

    ILO事務局長動画メッセージ-強固で強靱な労働安全衛生環境が必要

    2021年4月28日

     新型コロナウイルスの世界的大流行は職場における安全と健康に大いに影響を与えています。2021年の労働安全衛生世界デー(4月28日)に際して発表した動画メッセージで、ガイ・ライダーILO事務局長は予防と危機からの回復には強固で強靱な労働安全衛生環境が必須と説いています。

  5. 男女賃金格差

    第64回女性の地位委員会オンラインサイドイベントにおけるガイ・ライダーILO事務局長の演説動画

    2021年3月17日

     同じ種類の仕事を行っていても、女性の賃金は世界平均で男性を2割下回っています。第64回女性の地位委員会のオンラインサイドイベントとして、スイス政府と同一賃金国際連合(EPIC)が共催したイベント「『有り難う』の言葉だけでは生活はできません:EPICに参加して男女賃金格差を縮小しましょう」(2021年3月17日)に参加したガイ・ライダーILO事務局長は、新型コロナウイルスの世界的な大流行が男女賃金格差をさらに拡大する可能性が高いことを指摘しました。

  6. © WOCinTech Chat 2021

    国際女性デー

    ILO事務局長声明-人間を中心に据えた回復の一環として女性に投資しよう

    2021年3月8日

     2021年の国際女性デー(3月8日)に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行が女性に与えている不均衡な影響に注意を喚起し、コロナ禍の中で女性が行っている途方もなく大きな努力を讃えた上で、人間を中心に据えた回復の一環として女性への投資を呼びかけ、男女平等がどこでも誰にとっても現実のものとなった未来に向けた取り組みを訴えています。

  7. 世界社会正義の日

    ILO事務局長声明-より平等な世界を

    2021年2月19日

     2月20日の世界社会正義の日に向けて前日の19日に発表した動画メッセージで、ガイ・ライダーILO事務局長はワクチンの投与と新型コロナウイルス危機からの経済と社会の回復を支える全世界的な連帯を呼びかけました。

  8. © Arya Dipa / Jakarta Post

    社会的保護

    共同論説-社会的保護の土台を全ての人に確保することは私たちの連帯責任

    2020年10月26日

     ガイ・ライダーILO事務局長、ミチェル・バチェレ国連人権高等弁務官、オリビエ・デ・シュッター極度の貧困と人権に関する国連特別報告者は、将来の危機に対してより強靱となるようコロナ禍からより良く立ち直るには、現在支払う余裕がある人だけでなく、最貧困層や社会の最も縁辺に追いやられた人々も対象とするような全ての人のためのより良い社会的保護と国際連帯が必要と訴える共同論説を発表しました。

  9. 世界統計デー

    ILO事務局長声明-信頼できるデータで世界をつなごう

    2020年10月20日

     新型コロナウイルス(COVID-19)危機は信頼のおけるデータがあることの重要性を強調することになったと、2020年の世界統計デー(10月20日)に際してガイ・ライダーILO事務局長は説いています。

  10. © Annie Spratt 2020

    食料安全保障と栄養

    ILO/FAO/IFAD/WHO共同声明-人々の生計、健康、食料体系に対する新型コロナウイルスの影響

    2020年10月13日

     ILO、国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行が公衆衛生、食料体系、仕事の世界に前代未聞の課題を提示していることに注意を喚起し、地球規模の連帯と支援を訴える共同声明を発表しました。

  11. © Nenad Stojkovic 2020

    世界メンタルヘルス・デー

    ILO事務局長声明-職場のメンタルヘルスについて話し合おう

    2020年10月10日

     ガイ・ライダーILO事務局長は2020年世界メンタルヘルス・デー(10月10日)に向けて発表した声明で、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行によってストレスレベルが上昇している中、職場でメンタルヘルスについてオープンに話し合い、差別や汚名を低減しようと提案しています。

  12. © Phil Roeder 2020

    世界教員の日

    ILO/UNESCO/UNICEF/教育インターナショナル共同メッセージ-危機の中で先導し、未来構想を示す教員

    2020年10月5日

     2020年世界教員の日(10月5日)に際し、ガイ・ライダーILO事務局長は、国連教育科学文化機関(UNESCO)、国連児童基金(UNICEF)、教育インターナショナル(EI)といった3機関のトップと連名で共同声明を発表し、世界の登録学習者の9割以上が休校の影響を受けている新型コロナウイルス(COVID-19)危機の中で創意とリーダーシップを発揮して誰も置き去りにしないことの確保に努めてきた教員の努力を讃えた上で、全ての教員に遠隔学習用の技能を備えることや教員の安全や健康、福祉、雇用の保護などを求め、今こそ新たな教育構想を育み、良質の学習への平等な機会を達成しようと訴えました。

     ライダーILO事務局長は別途単独の動画メッセージも発表し、新型コロナウイルス後のより良い立て直しにおいては教員のディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)が必須と強調しました。

  13. 生物多様性サミット

    国連の生物多様性サミットに向けたガイ・ライダーILO事務局長のメッセージ動画

    2020年9月30日

     2020年9月30日に開かれた国連の生物多様性サミットに向けた動画メッセージでガイ・ライダーILO事務局長は生産的な経済とディーセント・ワークは健康な地球を必要としていることを強調しました。

  14. © Ploy Phutpheng / UN Women

    新型コロナウイルスとSDGs

    ILO/ECLAC/UNOG共同論説-平等を中心に据えてより良い立て直しを

    2020年7月16日

     ガイ・ライダーILO事務局長、アリシア・バルセナ国際連合ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)事務局長、タチアナ・ヴァロヴァヤ国際連合欧州本部(UNOG)事務局長は、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行からの回復期には平等と環境の持続可能性を中心に据えるよう訴えています。

  15. 持続可能な開発目標

    2020年の持続可能な開発に関する国連ハイレベル政治フォーラムのサイドイベントに向けたガイ・ライダーILO事務局長の演説動画

    2020年7月15日

     2020年の持続可能な開発に関する国連のハイレベル政治フォーラム(7月7~16日)では、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な大流行に照らし合わせて持続可能な開発目標(SDGs)の達成状況について話し合いが行われました。ガイ・ライダーILO事務局長は、フォーラムの枠内で開かれたグリーン経済と社会的保護に関するサイドイベントにオンライン動画で参加し、新型コロナウイルス対応におけるその重要性を強調しました。

事務局長出演動画

  1.  ガイ・ライダーILO事務局長が出ている主な動画(主として英語)のリストです。完全なリストについては、ILO事務局長の英語ウェブページをご覧下さい。

  2. OECD2014年新世界フォーラム

    私たちの関心事の中心に完全雇用が位置するような未来の構築は私たち皆の責任と説くILO事務局長(英語)

    2014年10月7日

     政治、経済、企業のリーダーが率直かつ正直に基本的な問題を論じる弁論の場として2014年10月7~8日にパリの経済協力開発機構(OECD)本部で開かれた第6回OECD新世界フォーラムは、初日の討論テーマの一つとして、「仕事の未来」を取り上げました。パネリストの一人として議論に参加したガイ・ライダーILO事務局長は、失業者数が世界全体で約2億人に達し、今後10数年間は労働力人口の増加に対応するだけでも毎年4,200万人分の雇用を新規に創出する必要があるといった仕事の量の問題から、フルタイムの会社員が急速に減少し、個人事業主としてインフォーマルな就労形態にある労働者が相当多数を占めているなどといった質の問題、業務外注をますます進めている企業の風潮など、雇用関係から一般的な労務サービス提供の商業契約関係へと変わりつつある仕事の世界を取り巻く現状を報告し、科学技術や気候変動、グローバル化といった事項を注視してこの変化に対応していく必要性を論じました。