事務局長

ガイ・ライダーILO事務局長

 ILOの事務局である国際労働事務局を率いる事務局長は5年ごとに理事会で選出されます。2012年10月1日に就任した英国出身のガイ・ライダー第10代事務局長は、ILOは、仕事、社会的保護、貧困との闘い、平等などといった今日の問題の中心に存在するものと考え、仕事の世界に関する国際的な意思決定の場においてILOが中心的な役割を果たすようさらなる努力をしています。経済危機のような世界規模の困難な状況、そして変革が進められている国々、とりわけ仕事の世界が脅かされている国々の政策課題に関してILOが役立てることを目標に、内部機構を改革し、専門能力の強化と政策分析力の向上を図っています。

 仕事がなくては、持続可能な経済成長はありません。経済が成長しなくては、雇用は創出されません。この単純な論理が緊縮政策を適用した欧州の政策策定者の方々には明白ではなかったようです。これは私たちが直面している経済停滞の唯一の要素であるだけでなく、まさにその真髄なのです。

ガイ・ライダー

事務局長の声明・メッセージ等

  1.  事務局長の日々の動きは、FacebookTwitterを通じて追うことができます。事務局長の英語ウェブページでは、事務局長が随時発表している声明や各地で行った講演、記者発表やニュース、出演したTV番組の動画、写真などを見ることができます。その一部について日本語抄訳を作成しました。

  2. © SEWA Cooperative Federation 2020

    協同組合の国際デー

    ILO事務局長声明

    2020年7月3日

     7月第1土曜日(今年は7月4日)は「協同組合の国際デー」です。2020年のテーマである「気候行動のための協同組合」は、持続可能な開発目標(SDG)13と密接に結びついています。国際デーに際して発表した声明において、ガイ・ライダーILO事務局長は、ILO協同組合ユニットが100年前に創設されたことに触れてILOと協同組合運動の強い歴史的な絆を強調した上で、短期的な行動を長期的なビジョンに合わせる協同組合モデルが気候変動であろうとウイルスの世界的大流行であろうと、世界的な危機の克服方法に関する貴重な洞察を与えてくれるとして、協同組合その他の社会的経済・連帯経済モデルを、より良い立て直しという巨大な課題に立ち向かう解決策の一部とすべきことを訴えています。

  3. 児童労働反対世界デー

    ILO/UNICEF両事務局長共同メッセージ

    2020年6月12日

     2020年の児童労働反対世界デー(6月12日)に際して発表されたILOと国連児童基金(UNICEF)の共同報告書は、新型コロナウイルス(COVID-19)危機によって数百万人の子どもたちが児童労働に陥り、児童労働者数が20年ぶりに増加する危険性を指摘しています。ガイ・ライダーILO事務局長とヘンリエッタ・フォアUNICEF事務局長は世界デーに際して発表した共同メッセージ動画で、より一層の取り組みを呼びかけました。

  4. 世界環境デー

    ILO事務局長動画メッセージ-新型コロナウイルス(COVID-19)からの環境に優しい、より良い立て直しを

    2020年6月5日

     ガイ・ライダーILO事務局長は新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行のただ中で迎える2020年の世界環境デー(6月5日)に際して出した動画メッセージで、ウイルスとの戦いの中でも気候変動及び環境の持続可能性に関する行動を遅らせることはできないとして、新型コロナウイルスからのより良い立て直しは、環境に優しい立て直しを意味すると説いています。

  5. コロナウイルスと仕事の世界

    ILO事務局長論説-コロナウイルスによって露わになった私たちの経済の脆弱性

    2020年3月27日

     コロナウイルスの大流行は医療の危機であるだけでなく、社会と経済の危機でもあります。そう指摘するガイ・ライダーILO事務局長は、効果的な対応のためにはこういった要素を全て考慮に入れ、調整を図った地球規模のやり方で提供する必要があること、そして最も脆弱な人々のニーズに応えなくてはならないと説いています。

  6. © H. Abdulsalam / UNAMID 2019

    女性に対する暴力撤廃の国際デー

    ILO事務局長声明-仕事の世界における暴力とハラスメントの根絶を

    2019年11月25日

     2019年の「女性に対する暴力撤廃の国際デー(11月25日)」に際し、ガイ・ライダーILO事務局長は、暴力とハラスメント(嫌がらせ)をディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)に対する最大の脅威の一つに位置づけ、「もはや言い訳など通用しない」として、今年のILO総会で採択された暴力・ハラスメント条約(第190号)の約束を全ての人の現実とするために共に取り組むことを呼びかける声明を発表しました。

  7. G20労働雇用大臣会合

    ILO事務局長及び副事務局長発表-勤労生活の長期化、男女平等、デジタル労働プラットフォーム

    2019年9月1~2日

     愛媛で開かれた主要20カ国・地域(G20)の労働、雇用問題を担当する大臣の会合は、人口構造の変化(高齢労働者の就労と勤労生活の長期化、若者の就労、高齢化社会における新たな雇用機会-介護労働の未来)、男女平等、新たな働き方といったテーマを取り上げました。ILOはその全てで発言し、ガイ・ライダー事務局長とデボラ・グリーンフィールド副事務局長が発表しました。

  8. アフリカ開発会議

    ILO事務局長挨拶-人間を中心に据えた取り組みはアフリカの若者に人間らしく働きがいのある仕事を創出できる

    2019年8月29日

     ガイ・ライダーILO事務局長は第7回アフリカ開発会議(TICAD7)においてILOが主催したサイドイベントにおける開会の挨拶で、人間を中心に据えた取り組みがいかにアフリカの若者に人間らしく働きがいのある仕事を創出し、生産性を押し上げる助けになる可能性があるかを紹介しました。

  9. G7ビアリッツ・サミット

    ILO事務局長論説-職場における平等という課題

    2019年8月22日

     2019年8月24~26日にビアリッツで開かれるG7サミットの中心的なテーマは「不平等に対する戦い」です。会合に出席するガイ・ライダーILO事務局長は、サミットを前に発表した論説文でこの決定を歓迎し、不平等を今の時代のカギを握る課題の一つに位置づけました。

  10. 持続可能な開発目標

    ILO事務局長ブログ投稿記事-仕事の未来:話し合いの時はもう過ぎた

    2019年7月16日

     辺り一面から聞こえてくるのは変化を求める声でした。先般開かれたILO100周年記念総会で仕事の未来に向けた100周年記念宣言が熱狂的に採択された時、声高にそして明確に聞こえてきたのはこのメッセージでした。

  11. © Brendan Smialowski / AFP 2019

    G20大阪サミット

    ILO事務局長発言-ディーセント・ワークがなくては社会正義は達成されない

    2019年6月29日

     G20大阪サミット(2019年6月28~29日)における発言で、ガイ・ライダーILO事務局長は世界の労働者の不平等問題に取り組む必要性を指摘しました。

事務局長出演動画

  1.  ガイ・ライダーILO事務局長が出ている主な動画(主として英語)のリストです。完全なリストについては、ILO事務局長の英語ウェブページをご覧下さい。

  2. OECD2014年新世界フォーラム

    私たちの関心事の中心に完全雇用が位置するような未来の構築は私たち皆の責任と説くILO事務局長(英語)

    2014年10月7日

     政治、経済、企業のリーダーが率直かつ正直に基本的な問題を論じる弁論の場として2014年10月7~8日にパリの経済協力開発機構(OECD)本部で開かれた第6回OECD新世界フォーラムは、初日の討論テーマの一つとして、「仕事の未来」を取り上げました。パネリストの一人として議論に参加したガイ・ライダーILO事務局長は、失業者数が世界全体で約2億人に達し、今後10数年間は労働力人口の増加に対応するだけでも毎年4,200万人分の雇用を新規に創出する必要があるといった仕事の量の問題から、フルタイムの会社員が急速に減少し、個人事業主としてインフォーマルな就労形態にある労働者が相当多数を占めているなどといった質の問題、業務外注をますます進めている企業の風潮など、雇用関係から一般的な労務サービス提供の商業契約関係へと変わりつつある仕事の世界を取り巻く現状を報告し、科学技術や気候変動、グローバル化といった事項を注視してこの変化に対応していく必要性を論じました。