事務局長

ガイ・ライダーILO事務局長

 ILOの事務局である国際労働事務局を率いる事務局長は5年ごとに理事会で選出されます。2012年10月1日に就任した英国出身のガイ・ライダー第10代事務局長は、ILOは、仕事、社会的保護、貧困との闘い、平等などといった今日の問題の中心に存在するものと考え、仕事の世界に関する国際的な意思決定の場においてILOが中心的な役割を果たすようさらなる努力をしています。経済危機のような世界規模の困難な状況、そして変革が進められている国々、とりわけ仕事の世界が脅かされている国々の政策課題に関してILOが役立てることを目標に、内部機構を改革し、専門能力の強化と政策分析力の向上を図っています。

 仕事がなくては、持続可能な経済成長はありません。経済が成長しなくては、雇用は創出されません。この単純な論理が緊縮政策を適用した欧州の政策策定者の方々には明白ではなかったようです。これは私たちが直面している経済停滞の唯一の要素であるだけでなく、まさにその真髄なのです。

ガイ・ライダー

事務局長の声明・メッセージ等

  1.  事務局長の日々の動きは、FacebookTwitterを通じて追うことができます。事務局長の英語ウェブページでは、事務局長が随時発表している声明や各地で行った講演、記者発表やニュース、出演したTV番組の動画、写真などを見ることができます。その一部について日本語抄訳を作成しました。

  2. © H. Abdulsalam / UNAMID 2019

    女性に対する暴力撤廃の国際デー

    ILO事務局長声明-仕事の世界における暴力とハラスメントの根絶を

    2019年11月25日

     2019年の「女性に対する暴力撤廃の国際デー(11月25日)」に際し、ガイ・ライダーILO事務局長は、暴力とハラスメント(嫌がらせ)をディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)に対する最大の脅威の一つに位置づけ、「もはや言い訳など通用しない」として、今年のILO総会で採択された暴力・ハラスメント条約(第190号)の約束を全ての人の現実とするために共に取り組むことを呼びかける声明を発表しました。

  3. G20労働雇用大臣会合

    ILO事務局長及び副事務局長発表-勤労生活の長期化、男女平等、デジタル労働プラットフォーム

    2019年9月1~2日

     愛媛で開かれた主要20カ国・地域(G20)の労働、雇用問題を担当する大臣の会合は、人口構造の変化(高齢労働者の就労と勤労生活の長期化、若者の就労、高齢化社会における新たな雇用機会-介護労働の未来)、男女平等、新たな働き方といったテーマを取り上げました。ILOはその全てで発言し、ガイ・ライダー事務局長とデボラ・グリーンフィールド副事務局長が発表しました。

  4. アフリカ開発会議

    ILO事務局長挨拶-人間を中心に据えた取り組みはアフリカの若者に人間らしく働きがいのある仕事を創出できる

    2019年8月29日

     ガイ・ライダーILO事務局長は第7回アフリカ開発会議(TICAD7)においてILOが主催したサイドイベントにおける開会の挨拶で、人間を中心に据えた取り組みがいかにアフリカの若者に人間らしく働きがいのある仕事を創出し、生産性を押し上げる助けになる可能性があるかを紹介しました。

  5. G7ビアリッツ・サミット

    ILO事務局長論説-職場における平等という課題

    2019年8月22日

     2019年8月24~26日にビアリッツで開かれるG7サミットの中心的なテーマは「不平等に対する戦い」です。会合に出席するガイ・ライダーILO事務局長は、サミットを前に発表した論説文でこの決定を歓迎し、不平等を今の時代のカギを握る課題の一つに位置づけました。

  6. 持続可能な開発目標

    ILO事務局長ブログ投稿記事-仕事の未来:話し合いの時はもう過ぎた

    2019年7月16日

     辺り一面から聞こえてくるのは変化を求める声でした。先般開かれたILO100周年記念総会で仕事の未来に向けた100周年記念宣言が熱狂的に採択された時、声高にそして明確に聞こえてきたのはこのメッセージでした。

  7. © Brendan Smialowski / AFP 2019

    G20大阪サミット

    ILO事務局長発言-ディーセント・ワークがなくては社会正義は達成されない

    2019年6月29日

     G20大阪サミット(2019年6月28~29日)における発言で、ガイ・ライダーILO事務局長は世界の労働者の不平等問題に取り組む必要性を指摘しました。

  8. © Tran Van Yen / ILO 2019

    児童労働反対世界デー

    ILO事務局長声明-子どもの扱い方に反映される社会と価値

    2019年6月12日

     2019年の児童労働反対世界デー(6月12日)に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、政府、使用者、労働者に対し、児童労働根絶に向けた最後の一押しを呼びかけました。

  9. © Shen Zhicheng / Imaginechina 2019

    G7ソーシャル雇用労働大臣会合

    ILO事務局長演説-変化する仕事の世界における個々人のエンパワーメント

    2019年6月7日

     ソーシャルG7と銘打たれた主要7カ国(G7)の2019年の雇用労働大臣会合は6月6~7日にパリで開かれました。会合に参加したガイ・ライダーILO事務局長は、仕事の未来世界委員会が提案する人間中心アジェンダの中から、人々の能力への投資の分野に絞って説明しました。

  10. © Tony Webster 2019

    国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日

    ILO事務局長声明-LGBTIの労働者にも正義と保護の確保を

    2019年5月17日

     2019年の国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日(5月17日)に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長はいまだに多くのLGBTIの人々が差別や暴力、ハラスメント(嫌がらせ)などに直面している現状に注意を喚起し、人間を中心に据えた、誰も置き去りにしない仕事の未来にはLGBTIの労働者も含むべきであると訴えています。

  11. 世界社会正義の日

    ILO事務局長声明

    2019年2月20日

     2019年の世界社会正義の日(2月20日)のテーマは、「平和と発展を望むならば、社会正義に向けて努力せよ」となっています。この日に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、それ自体が永続する平和の基礎であるところの社会正義と持続可能な開発を達成するカギを握るのはディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)であると説いています。

  12. ILOブログ:仕事の未来

    社会契約を改めて活気づかせなくてはならない理由

    2019年2月15日

     制度機構や仕組みの正統性や妥当性が人々に問われる理由として社会正義の欠如を挙げることができると思われます。ゲームのルールが普通の人に不公平で、決まり切った教育や献身がもはや正当な報酬につながらないと感じられているのです。

  13. © Mauro Pimentel / AFP

    労働安全衛生

    ILO事務局長声明-ブラジルのダム決壊について

    2019年1月28日

     ブラジルのミナス・ジェライス州ブルマジーニョ市で2019年1月25日にダムが決壊し、約300人が行方不明になっており、生存者を発見できる可能性が非常に低いとの報に接し、ガイ・ライダーILO事務局長は28日に声明を発表し、残された家族の方々へのお見舞いを述べると共にILOの引き続きの支援を約しました。

  14. ILO創立100周年

    ILO事務局長演説-努力と偉業の100年間

    2019年1月22日

     ジュネーブのILO本部で2019年1月22日に開かれたILO創立100周年公式開幕式典で行った演説で、ガイ・ライダーILO事務局長は、ILOの100年の歴史を振り返った上で今後の課題を示しました。

  15. ILO創立100周年

    広報動画-ILO事務局長新年のご挨拶

    2019年1月2日

     1919年に誕生したILOは2019年に創立100周年を迎えました。新年のご挨拶として、ガイ・ライダーILO事務局長はILOの最初の100年の活動を振り返ると共に、望ましい仕事の未来の形成に向けて、私たち皆が直面している課題に注意を喚起しています。

  16. © Narayan Maharjan / NurPhoto 2018

    世界エイズ・デー

    ILO事務局長声明-労働者の健康を守るカギは適時のHIV検査 

    2018年11月30日

     あなたはご自分のHIV感染の有無をご存じですか? 世界約50カ国でHIV感染はまだ増え続けており、死亡率はいまだにどこでもあまりにも高すぎます。2018年の世界エイズ・デー(12月1日)に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、任意のカウンセリングと検査を労働者に促進するILOのVCT@WORKイニシアチブを通じて400万人以上の労働者が検査を受け、10万人以上が治療を紹介されたことを挙げ、職場はサービス拡大のカギを握ると説いています。

事務局長出演動画

  1.  ガイ・ライダーILO事務局長が出ている主な動画(主として英語)のリストです。完全なリストについては、ILO事務局長の英語ウェブページをご覧下さい。

  2. OECD2014年新世界フォーラム

    私たちの関心事の中心に完全雇用が位置するような未来の構築は私たち皆の責任と説くILO事務局長(英語)

    2014年10月7日

     政治、経済、企業のリーダーが率直かつ正直に基本的な問題を論じる弁論の場として2014年10月7~8日にパリの経済協力開発機構(OECD)本部で開かれた第6回OECD新世界フォーラムは、初日の討論テーマの一つとして、「仕事の未来」を取り上げました。パネリストの一人として議論に参加したガイ・ライダーILO事務局長は、失業者数が世界全体で約2億人に達し、今後10数年間は労働力人口の増加に対応するだけでも毎年4,200万人分の雇用を新規に創出する必要があるといった仕事の量の問題から、フルタイムの会社員が急速に減少し、個人事業主としてインフォーマルな就労形態にある労働者が相当多数を占めているなどといった質の問題、業務外注をますます進めている企業の風潮など、雇用関係から一般的な労務サービス提供の商業契約関係へと変わりつつある仕事の世界を取り巻く現状を報告し、科学技術や気候変動、グローバル化といった事項を注視してこの変化に対応していく必要性を論じました。