事務局長

ガイ・ライダーILO事務局長

 ILOの事務局である国際労働事務局を率いる事務局長は5年ごとに理事会で選出されます。2012年10月1日に就任した英国出身のガイ・ライダー第10代事務局長は、ILOは、仕事、社会的保護、貧困との闘い、平等などといった今日の問題の中心に存在するものと考え、仕事の世界に関する国際的な意思決定の場においてILOが中心的な役割を果たすようさらなる努力をしています。経済危機のような世界規模の困難な状況、そして変革が進められている国々、とりわけ仕事の世界が脅かされている国々の政策課題に関してILOが役立てることを目標に、内部機構を改革し、専門能力の強化と政策分析力の向上を図っています。

 仕事がなくては、持続可能な経済成長はありません。経済が成長しなくては、雇用は創出されません。この単純な論理が緊縮政策を適用した欧州の政策策定者の方々には明白ではなかったようです。これは私たちが直面している経済停滞の唯一の要素であるだけでなく、まさにその真髄なのです。

ガイ・ライダー

事務局長の声明・メッセージ等

  1.  事務局長の日々の動きは、FacebookTwitterを通じて追うことができます。事務局長の英語ウェブページでは、事務局長が随時発表している声明や各地で行った講演、記者発表やニュース、出演したTV番組の動画、写真などを見ることができます。その一部について日本語抄訳を作成しました。

  2. 児童労働反対世界デー

    ILO事務局長声明-危険で有害な児童労働の早急なる撤廃に向けて

    2018年6月12日

     2018年の児童労働反対世界デー(6月12日)に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、子どもは大人よりもリスクに弱いことを指摘して、危険で有害な児童労働に従事する18歳未満の子どもが確実にいなくなるよう緊急の行動を呼びかけています。

  3. © Anne-Mette Jensen 2018

    世界環境デー

    ILO事務局長声明-私たちの地球が安全できれいで働くのに適した場所であり続けるように

    2018年6月5日

     2018年の世界環境デー(6月5日)はプラスチック汚染に焦点を当てています。世界デーに際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長もこれを無くす方法に重点を置き、プラスチック汚染への対処は、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の新たな機会を開くことにもなると説いています。

  4. © Ted Eytan 2018

    国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日

    ILO事務局長声明-職場の内外で全ての人に安全と尊重と尊厳を

    2018年5月17日

     2018年の国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日(5月17日)に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、性的指向と自認する性に基づく差別は、「仕事の世界における暴力とハラスメントにつながる要素の一つ」と説き、その撲滅を訴えています。

  5. 労働安全衛生世界デー

    ILO事務局長声明:若年労働者の安全と健康に投資を

    2018年4月28日

     2018年の労働安全衛生世界デー(4月28日)では、持続可能な開発目標の二つのターゲット(児童労働撲滅のターゲット8.7と安全・安心な労働環境の促進のターゲット8.8)の達成に向けて、「安全で健康的な世代」の旗印の下、児童労働反対世界デー(6月12日)と合わせた共同キャンペーンを実施します。

  6. © Nestlé 2018

    国際女性の日

    ILO事務局長声明-農山漁村の女性には変化が必要

    2018年3月8日

     農山漁村の女性に光を当てる2018年の国際女性の日(3月8日)に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、その大きな貢献にもかかわらず見過ごされがちなこのグループを巡る変化の必要性を説き、努力を倍加して農山漁村女性のディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)機会を否定するギャップを埋めることを呼びかけています。

  7. © Richard Messenger 2018

    国連人権理事会

    ILO事務局長演説-人権侵害のないフェアプレーを

    2018年2月26日

     ジュネーブで開幕した第37回国連人権理事会のサイドイベントとして、メガ・スポーツイベントの開催が近い将来予定されている日本とカタールの在ジュネーブ代表部は人権尊重強化をテーマとするイベントを共催しました。会合においてガイ・ライダーILO事務局長は、メガ・スポーツイベント開催に向けた過程で労働者の権利が守られるよう呼びかけました。

  8. © Huang jiexian / Imaginechina 2018

    世界社会正義の日

    ILO事務局長声明-移民労働者の社会正義は誰にとっても関心事項

    2018年2月20日

     2018年の世界社会正義の日(2月20日)に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、世界全体で1億5,000万人を数える移民労働者に光を当て、その公正な待遇は誰にとっても関心事項であり、実効的で適正に統治された労働力移動が必要と説いています。

  9. © Nguyen A. / ILO 2017

    国際障害者デー

    ILO事務局長声明-未来の仕事の世界は障害者を完全に包摂していなくてはならない

    2017年12月3日

     世界人口の7人に1人が何らかの障害を持ち、その大半が生産年齢にあるものの、働く権利を享受できていない人がほとんどです。2017年の国際障害者デー(12月3日)に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、労働市場の重要な資産の一つである障害者の技能と才能、そして生産的な雇用とディーセント・ワークへの権利がすべての障害者に実現される必要性に重点を置くことを訴え、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」など、そのための枠組みを紹介しています。

  10. © S. Gombert / Cultura Creative 2017

    女性に対する暴力撤廃の国際デー

    ILO事務局長声明-誰も置き去りにしないということは、女性に対するあらゆる形態の暴力と嫌がらせを終わらせることを意味する 

    2017年11月25日

     2017年の「女性に対する暴力撤廃の国際デー(11月25日)」に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、加害者が罰せられない文化、沈黙の文化をなくす動きが長くほとんど見られなかった状況に注意を喚起した上で、「今こそ暴力と嫌がらせは許容できないとの明確なメッセージを発信するとき」と訴え、2018年のILO総会で仕事の世界における暴力と嫌がらせに終止符を打つための国際的枠組みの策定に向けた議論が開始されることを紹介しています。

  11. 国際防災の日

    ILO事務局長声明-災害リスクの低減は生命、生計手段、事業を救うカギ

    2017年10月13日

     2017年国際防災の日(10月13日)に際し、ガイ・ライダーILO事務局長は、災害の影響は最も脆弱な人々に不均等に大きいことを指摘した上で、今年のILO総会で採択された「2017年の平和と強靱性のための雇用とディーセント・ワーク勧告(第205号)」に沿って雇用を中心に据えた災害対応を呼びかける声明を発表しました。

  12. © EricAudras/AltoPress/PhotoAlto 2017

    国際青少年デー

    ILO事務局長声明-若者の人間らしく働きがいのある仕事を通じた平和の構築

    2017年8月12日

     2017年の国際青少年デー(8月12日)は平和構築における若者の役割に光を当てています。国際デーに向けて発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、今年の総会で採択された「平和と強靱性のための雇用とディーセント・ワーク勧告(第205号)」や「若者のための人間らしく働きがいのある仕事グローバル・イニシアチブ」などの手引きの存在を紹介しつつ、若者の人間らしく働きがいのある仕事の機会は紛争予防、再建・復旧、そして脆弱な状態に坑する力の構築に大きく寄与する可能性があると説いています。

  13. © J.C. Huayllapuma / CIFOR 2017

    世界の先住民の国際デー

    ILO事務局長声明-全ての人に、より良い仕事の未来を確保するためには、先住民女性の発言力とエンパワーメントがかつてないほど重要

    2017年8月9日

     「先住民族の権利に関する国連宣言」の採択10周年に当たる2017年の「世界の先住民の国際デー(8月9日)」に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、状況はいまだ許容可能と言うにはほど遠いと説き、先住民の中でも特に貧しく、二重の差別を受けている先住民女性の状況に注意を喚起し、先住民女性のエンパワーメントと発言力の促進に向けた公約を改めて表明しました。

  14. 協同組合の国際デー

    ILO事務局長声明-包摂的な経済及び包摂的な社会の構築を手助けする協同組合

    2017年7月1日

     「誰も置き去りにされないことを協同組合は確保する」という今年の協同組合の国際デーのテーマは、全ての人にディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現することを目指すILOの目標が組み込まれた「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の指導原則に根ざしています。ガイ・ライダーILO事務局長は、国際デーに際して発表した声明において、2030アジェンダ実施のための努力を結集し、誰も置き去りにされないことを確保するに当たり、協同組合の力を活用しようと呼びかけています。

事務局長出演動画

  1.  ガイ・ライダーILO事務局長が出ている主な動画(主として英語)のリストです。完全なリストについては、ILO事務局長の英語ウェブページをご覧下さい。

  2. OECD2014年新世界フォーラム

    私たちの関心事の中心に完全雇用が位置するような未来の構築は私たち皆の責任と説くILO事務局長(英語)

    2014年10月7日

     政治、経済、企業のリーダーが率直かつ正直に基本的な問題を論じる弁論の場として2014年10月7~8日にパリの経済協力開発機構(OECD)本部で開かれた第6回OECD新世界フォーラムは、初日の討論テーマの一つとして、「仕事の未来」を取り上げました。パネリストの一人として議論に参加したガイ・ライダーILO事務局長は、失業者数が世界全体で約2億人に達し、今後10数年間は労働力人口の増加に対応するだけでも毎年4,200万人分の雇用を新規に創出する必要があるといった仕事の量の問題から、フルタイムの会社員が急速に減少し、個人事業主としてインフォーマルな就労形態にある労働者が相当多数を占めているなどといった質の問題、業務外注をますます進めている企業の風潮など、雇用関係から一般的な労務サービス提供の商業契約関係へと変わりつつある仕事の世界を取り巻く現状を報告し、科学技術や気候変動、グローバル化といった事項を注視してこの変化に対応していく必要性を論じました。