第11代 ILO事務局長
ジルベール・F・ウングボ 経歴

ジルベール・F・ウングボは、政治、国際開発、外交、財務管理の豊富な経験を生かし、35年にわたり世界で最も弱い立場にある人々の生活向上に取り組んできました。経歴は次の通りです。
1961年、トーゴ生まれ。同国のロメ大学で経営学を、カナダのケベック大学トロワ・リヴィエール校で会計・財政学を修める。カナダ勅許職業会計士協会会員。
1986年から1993年まで、カナダのプライス・ウォーターハウス社(当時)。
1994年にマリ国際銀行入行。同行の財務ディレクターを経て、1996年から国連開発計画(UNDP)。財務報告および信託基金管理の責任者、会計監査人、財務・総務部門ディレクター、チーフ・オブ・スタッフ、総裁補兼アフリカ地域局長などを歴任。
2008年から2012年まで、トーゴ首相。
2013年、国際労働事務局の事務局次長(フィールド活動・パートナーシップ担当)として国連に戻り、2017年に国際農業開発基金(IFAD)第6代総裁に就任。2021年再選。水・衛生問題に取り組む30以上の国連機関、国際機関の調整を担う国連水関連機関調整委員会(UN‒Water)の議長も務めた。
2021年に国際塩水農業研究センター(ICBA)理事、自然資源ガバナンス・インスティチュート理事長。
2022年3月のILO理事会で第11代事務局長に選出、同年10月1日就任。アフリカ出身のILO事務局長は初。既婚で3人の子がいる。