労働安全衛生

ILO事務局長声明-ブラジルのダム決壊について

 ブラジルのミナス・ジェライス州ブルマジーニョ市で2019年1月25日にダムが決壊し、約300人が行方不明になっており、生存者を発見できる可能性が非常に低いとの報に接し、ガイ・ライダーILO事務局長は28日に声明を発表し、残された家族の方々へのお見舞いを述べると共にILOの引き続きの支援を約しました。

声明 | 2019/01/28

 ブラジルのミナス・ジェライス州ブルマジーニョ市で2019年1月25日にダムが決壊し、約300人が行方不明になっており、生存者を発見できる可能性が非常に低いとの報に接し、ガイ・ライダーILO事務局長は28日に発表した以下の英文声明で、残された家族の方々へのお見舞いを述べると共にILOの引き続きの支援を約しました。

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ダム決壊現場写真
© Mauro Pimentel / AFP

 ミナス・ジェライス州ブルマジーニョ市で起こったこれほど多くの人々、そして鉱山労働者の方々の職場における逝去の報に接し、痛切な悲しみを感じております。ILOを代表して残された遺族の方々に心よりの哀悼の意を表したいと思います。私たちの心は皆様の悲しみと共にあります。

 今回の出来事によって負傷された方々、土地家屋を破壊された方々にもお見舞いを申し上げます。現在続けられている取り組みにより、必要なあらゆる支援が提供されることを信じております。救出作業に係わられている方々に対する支援とその困難な作業に対する賞賛の言葉もお送りしたいと思います。

 この悲劇は残念ながら、鉱山労働に携わる方々の労働安全衛生と地元共同体の保護を保障する機能的な仕組みの決定的な重要性を思い起こさせるものです。ILOは働く人々の安全確保と今後の災害防止に向けたブラジルの政労使の方々の取り組みに対する支援を引き続き提供する用意があります。