事務局長の声明・メッセージ等-2017年

事務局長の声明・メッセージ等-2017年

  1.  事務局長の日々の動きは、FacebookTwitterを通じて追うことができます。事務局長の英語ウェブページでは、事務局長が随時発表している声明や各地で行った講演、記者発表やニュース、出演したTV番組の動画、写真などを見ることができます。その一部について日本語抄訳を作成しました。

  2. © Nguyen A. / ILO 2017

    国際障害者デー

    ILO事務局長声明-未来の仕事の世界は障害者を完全に包摂していなくてはならない 

    2017年12月3日

     世界人口の7人に1人が何らかの障害を持ち、その大半が生産年齢にあるものの、働く権利を享受できていない人がほとんどです。2017年の国際障害者デー(12月3日)に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、労働市場の重要な資産の一つである障害者の技能と才能、そして生産的な雇用とディーセント・ワークへの権利がすべての障害者に実現される必要性に重点を置くことを訴え、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」など、そのための枠組みを紹介しています。

  3. © S. Gombert / Cultura Creative 2017

    女性に対する暴力撤廃の国際デー

    ILO事務局長声明-誰も置き去りにしないということは、女性に対するあらゆる形態の暴力と嫌がらせを終わらせることを意味する 

    2017年11月25日

     2017年の「女性に対する暴力撤廃の国際デー(11月25日)」に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、加害者が罰せられない文化、沈黙の文化をなくす動きが長くほとんど見られなかった状況に注意を喚起した上で、「今こそ暴力と嫌がらせは許容できないとの明確なメッセージを発信するとき」と訴え、2018年のILO総会で仕事の世界における暴力と嫌がらせに終止符を打つための国際的枠組みの策定に向けた議論が開始されることを紹介しています。

  4. 国際防災の日

    ILO事務局長声明-災害リスクの低減は生命、生計手段、事業を救うカギ 

    2017年10月13日

     2017年国際防災の日(10月13日)に際し、ガイ・ライダーILO事務局長は、災害の影響は最も脆弱な人々に不均等に大きいことを指摘した上で、今年のILO総会で採択された「2017年の平和と強靱性のための雇用とディーセント・ワーク勧告(第205号)」に沿って雇用を中心に据えた災害対応を呼びかける声明を発表しました。

  5. © EricAudras/AltoPress/PhotoAlto 2017

    国際青少年デー

    ILO事務局長声明-若者の人間らしく働きがいのある仕事を通じた平和の構築 

    2017年8月12日

     2017年の国際青少年デー(8月12日)は平和構築における若者の役割に光を当てています。国際デーに向けて発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、今年の総会で採択された「平和と強靱性のための雇用とディーセント・ワーク勧告(第205号)」や「若者のための人間らしく働きがいのある仕事グローバル・イニシアチブ」などの手引きの存在を紹介しつつ、若者の人間らしく働きがいのある仕事の機会は紛争予防、再建・復旧、そして脆弱な状態に坑する力の構築に大きく寄与する可能性があると説いています。

  6. © J.C. Huayllapuma / CIFOR 2017

    世界の先住民の国際デー

    ILO事務局長声明-全ての人に、より良い仕事の未来を確保するためには、先住民女性の発言力とエンパワーメントがかつてないほど重要  

    2017年8月9日

     「先住民族の権利に関する国連宣言」の採択10周年に当たる2017年の「世界の先住民の国際デー(8月9日)」に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、状況はいまだ許容可能と言うにはほど遠いと説き、先住民の中でも特に貧しく、二重の差別を受けている先住民女性の状況に注意を喚起し、先住民女性のエンパワーメントと発言力の促進に向けた公約を改めて表明しました。

  7. 協同組合の国際デー

    ILO事務局長声明-包摂的な経済及び包摂的な社会の構築を手助けする協同組合 

    2017年7月1日

     「誰も置き去りにされないことを協同組合は確保する」という今年の協同組合の国際デーのテーマは、全ての人にディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現することを目指すILOの目標が組み込まれた「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の指導原則に根ざしています。ガイ・ライダーILO事務局長は、国際デーに際して発表した声明において、2030アジェンダ実施のための努力を結集し、誰も置き去りにされないことを確保するに当たり、協同組合の力を活用しようと呼びかけています。

  8. © A. Gonzalez Farran / UNAMID 2017

    児童労働反対世界デー

    ILO事務局長声明-紛争や災害における児童労働から子どもを守ろう 

    2017年6月12日

     被災地や戦災地の子どもは特に弱い状態にあり、児童労働に陥るリスクも高くなっています。6月12日の児童労働反対世界デーに際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、そのような子どもたちも置き去りにせずに活動を強めることを呼びかけています。

  9. © Asian Development Bank 2017

    世界環境デー

    ILO事務局長声明-グリーン化が当然にディーセントな未来を形成するわけではなく、そのように設計することが必要 

    2017年6月5日

     6月5日は世界環境デーです。この日に開幕する第106回ILO総会に提出した事務局長報告でガイ・ライダーILO事務局長は、グリーン経済への公正な移行を成功させる方法に関する議論を提案しています。今年の世界デーに向けて発表した声明で、事務局長は、この日を政治的意思を行動に移す理由にしようではないかと呼びかけています。

  10. © Benson Kua 2017

    国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日

    ILO事務局長声明-全ての家族を支える職場方針を 

    2017年5月17日

     2017年の国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日(5月17日)のテーマは、「愛は家族を作る」です。この日に合わせて発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の精神に則り、LGBTIと総称される同性愛者、両性愛者、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人々、両性の特徴を持って生まれてきたインターセックスの人々を置き去りにすべきでないと説き、当人及び家族との連帯を訴えています。

  11. © Jesse A. Lora / NAVFAC 2017

    労働安全衛生世界デー

    ILO事務局長声明-正確なデータは命を救う助けになる 

    2017年4月28日

     ILOは毎年4月28日を労働安全衛生世界デーと定めて、労働災害や職業病に対する防止の重要性について意識の向上を図っています。国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」には、貧困終焉、地球保護、全ての人の繁栄の確保に向けて、具体的な達成目標を伴う地球規模の行動計画が含まれています。アジェンダが掲げる17の持続可能な開発目標の実施と報告に係わる公約を遂行するには信頼のおけるデータの収集と活用に向けた能力が必要不可欠です。そこで、2017年の世界デーはデータに焦点を当て、労働安全衛生分野のデータの収集と利用の最適化を図る様々な手段を紹介しています。世界デーに際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は「正確なデータは命を救う助けになる」と説いて、良いデータの重要性に注意を喚起しています。

  12. 世界水の日

    ILO事務局長メッセージ動画-なぜ水を無駄にするのか? 

    2017年3月22日

     現在、国連水関連機関調整委員会(UN-Water)の議長を務めるガイ・ライダーILO事務局長は、2017年の世界水の日(3月22日)に発表したメッセージ動画で水を無駄にしないよう呼びかけました。

  13. © Stefan Magdalinski 2017

    世界社会正義の日

    ILO事務局長声明:社会正義に向けたディーセント・ワーク 

    2017年2月20日

     2017年の世界社会正義の日(2月20日)に際して発表した声明で、ガイ・ライダーILO事務局長は、不平等の拡大がもたらした社会と経済の溝を埋める課題の大きさを強調し、「平和を求めなば、正義を培え」というILOの創設原則が100年近く経ってもなおも色あせていないことを訴えています。

  14. 世界経済フォーラム

    ILO事務局長ブログ投稿記事-全ての人のために機能するグローバル化に向けて:まだ間に合う、第一歩は賃金不平等の是正 

    2017年1月20日

     2017年の世界経済フォーラム年次会合に向けたブログ投稿記事において、ガイ・ライダーILO事務局長は、世界各地で見られる過去数カ月の政治的動向を、希望を失った人々、グローバル化の恩恵を得ていないと感じている人々、労働者の反乱と見ると論じています。