世界トイレデー

ILO事務局長メッセージ動画-トイレは命を救い、生産性を上げ、経済を成長させる

声明 | 2016/11/19
2016年世界トイレデーに際してのガイ・ライダーILO事務局長メッセージ(英語)

 「トイレと仕事」をテーマとする2016年の世界トイレデー(11月19日)に際して発表した動画メッセージで、ガイ・ライダーILO事務局長は、トイレが利用できることは、安全な水が得られることと同様、人権であることを強調した上で、衛生設備の欠如や衛生管理の悪さによって引き起こされた疾病を原因とする生産性の損失が多くの国で毎年、国内総生産(GDP)の最大5%に達している事実に注意を喚起しています。

 人類の3分の1に当たる24億人が家庭内にトイレを持たないとされていますが、これらの人々の職場にトイレがある可能性も低く、トイレをあまり利用しなくてすむように飲食を制限したり、利用を我慢する人もおり、勤労意欲の低下、欠勤率の上昇、深刻な疾病への罹患といった影響も生じ、職場における死亡原因の5分の1近くが職場で広がった疾病を原因としています。

 トイレは命を救い、生産性を高めるだけでなく、雇用の創出源にもなり得ることを紹介した上で、事務局長は、今年の世界水の日(3月22日)に、ILOを含む複数の国連機関、非政府組織(NGO)、企業が結集して立ち上げた、職場における水と衛生設備のアクセス改善を目指すWASH4Workイニシアチブの一環として、世界中の職場におけるトイレ、安全な水、良い衛生管理の確保に向けて政労使を手助けするセルフトレーニング・ハンドブックを作成したことを紹介しています。そして、世界トイレデーは行動の日であることに注意を喚起し、極度の貧困の撤廃とは衛生管理の危機を解決することを意味するとして、2030年までに誰もが確実にトイレを利用できるよう力を尽くそうと呼びかけています。