仕事の未来 ガイ・ライダーILO事務局長メッセージ



仕事の未来

 

仕事のあり方、働き方が、かつてないほどに変化しています。

そして、私たちが想像もしなかったやり方で、社会をも変化させています。

グローバル化、気候変動、技術の進歩、不平等の拡大、 これらは変化を引き起こす主な要因ですが、仕事の未来が進む方向を決めるのは、今後社会が決める政策なのです。

それでは、その未来とはどのようなものでしょうか?

ILOはそれを知りたいと望んでいます。

 

仕事と社会

仕事は、生計手段という観点からだけでなく、私たちの暮らしに意味や方向性を与えるという点においても、わたしたちにとって、どのような意味を持っているのでしょうか。

 

働きがいのある、人間らしい、明日の仕事とは 

仕事はどこで生まれ、どのような形を取るのでしょうか。

もし、今日仕事を求めている、年に4000万人分の雇用創出が困難であるならば、今後、仕事を必要とすることになる、さらに多くの人々は、どのようにして人間らしく働きがいのある仕事を見つけることができるでしょうか。

 

仕事の組織

これからの企業はどのようになっていくのでしょうか。

インターネットやデジタル技術は、全く新たなやり方で仕事を仲介しています。

グローバルサプライチェーンによる生産活動の分散やグローバル化が見られますが、このような新たな世界規模の分業体制は、どんな影響をもたらすのでしょうか。

 

社会正義

わたしたちは、すべての人にとって公正な未来を、どのように形成できるのでしょうか?

どうすれば、社会正義と、職場における公正さに向かって世界が前進するよう、変化を方向付け、管理し、促進できるでしょうか。

ILOが、2019年に設立100周年を迎えるにあたり掲げるその「仕事の未来イニシアチブ」は、世界中の労働者、使用者、政府の日々の暮らしの現実を踏まえ、世界中のすべての人に結果をもたらすような、将来的な政策の形成を助けることでしょう。

「未来は決められたものではありません。未来は避けられないものではありません。未来を決めるのは技術だけではありません。また人口動態だけでもありません。

実際には、私たちは今、未来を構築するためにここにいるのです。私たちが望む未来を創るのは、わたしたちなのです。」

ガイ・ライダーILO事務局長