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International Labour Organization
Branch Office: Tokyo

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連合第8回定期大会
(東京・10月2〜3日)
ILO事務局長メッセージ

 日本労働組合総連合会(連合)第8回定期大会に際し、役員の方々並びにご出席の皆様方に心よりのお慶びを申し上げます。皆様方へのご挨拶の機会をいただきましたことを有り難く存じます。ILOを代表して、そして私個人としても、今後の事業計画と戦略方針について話し合われる皆様方の会合が実りあるものとなることをお祈り申し上げます。

 「2003年連合白書」に記されている、日本の労働者により良い労働・生活条件を達成するための方策は称賛されるものです。貴提案は、仕事の世界における正義と公正の原則に根ざしたものとなっていますが、これは組合員の方々並びに労働者全般に奉仕する責任あるアプローチの中に位置するものであります。日本の全ての労働者にとってディーセント・ワークとディーセント・ライフ、つまり人間らしい仕事と人間らしい暮らしが現実のものとなるよう変化をもたらすことを目指し、この路線を今後も継続されるようお願い申し上げる次第でございます。

 ILOは、皆様方と共に、働く世界全般にわたる安全保障の促進に努める所存であります。残念なことに、私たちが今生活している世界経済においては不安と不確実性が増大しつつあります。皆様方よくご存じのように、人々の関心事項の中心にあるのは仕事であり、ディーセント・ワークとは家族、地域、そして社会の安定に関することです。ディーセント・ワークはさらに、競争力のある経済、収益性の高い事業、生産性、そして成長と相容れる概念なのです。しかし、困難な時代においても、私たちの課題は人間の目標、社会の目標を見失わないような政策選択肢を見いだすことにあります。

 連合は価値を実践に移すことによって道筋を示してくださいました。ILOの児童労働活動に財政支援を行うという私たちの技術協力事業へのご支援は、皆様方の連帯を示すものです。この場を借りて、ご支援に感謝申し上げます。さらに思い起こすならば、先だって今年のILO総会に私が提出した「貧困からの脱出」という報告書を巡る討議の中で、笹森会長より非常にポジティブなご意見を賜りました。貧困問題への取り組みに対する会長のご提案もまた、このグローバル連帯のビジョンに根ざしておられました。

 労働組合は至る所で、厳しい課題に直面しておられます。しかしながら、連合のような組織の存在は、未組織労働者やインフォーマル経済で働く人々も含め、あらゆる労働者の権利尊重が確保されるために不可欠であります。6月の総会で、笹森会長は民主的な手段と三者による社会対話を通じ、違いを乗り越え、解決策を見いだすことの重要性について語られました。連合と日本がこのプロセスのモデルとなることをここに期待するものであります。

 最後に、皆様方の大会の多大なる成功を再度心よりお祈り申し上げます。

最終更新日:2003年10月15日 作成者:EU 責任者:MH