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子どもの家事労働は、アジア、アフリカ地域で以前から幅広く行われており、近年では、所得格差の増大と農村の貧困のために、いっそう状況が悪化している。使用人として家事労働に従事する子どもたちは、児童労働者の中でも最も無防備でひどい搾取を受けている場合が多く、同時に、保護するのが最も難しい状況にある。
◆これまでに子どもの家事使用人約3,500人と接触した。
◆劣悪な労働条件のもとで働く子どもたちに仕事をやめさせ、家族や親戚の元へ帰した。
◆子どもたちが他の子どもたちを助け、労働条件改善を求めて交渉できるようになった。
◆「家事使用人法」の制定に向けて運動している。
フィリピンとタンザニアでの最近の動向を見ると、子どもの家事労働に関する状況が改善されている。フィリピンでは、NGO「ビサヤン・フォーラム」による取り組みが特に成果をあげている。家事労働に従事する子どもたちにこちらから接触することはまず不可能なので、毎週日曜日にマニラ市内のルネタ公園で「ルネタ救済活動」を行い、子どもたちに広く受け入れられた。彼らに直接サービスを提供するために、これは効果的な方法であった。ビサヤン・フォーラムの取り組みは、児童労働撤廃国際計画(IPEC)の支援のもと3年前に始められ、劣悪な条件で働く児童を親元へ帰し、また児童が助け合い、労働改善を求めて交渉できるようになった。そのほかの成果は、子どもの家事使用人にとって基本的に必要な、臨時避難所、医療、法的支援、カウンセリング、教育費などを定期的に提供していること、また多くの子どもたちがリーダーシップの技術を身につけ、提言や意識向上の活動に積極的に参加した結果、使用者の姿勢が改善され、一般の人々や政策担当者が子どもの家事労働について理解を深めたことである。
過去2年間にビサヤン・フォーラムは1,500人の子どもの家事使用人にサービスを直接提供することに成功し、同時に他3市にも活動の範囲を広げて、2,000人の児童家事労働者を見つけ出した。
フォーラムは家事使用人本人や人権擁護団体、人権擁護機関、法律の専門家と協議を重ねて、国会に提出中の「家事使用人法」を成立させるための戦略を検討している。
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