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二酸化チタン(ナノフォーム)P25ICSC: 1782 (11月 2019)
CAS登録番号: 13463-67-7; 1317-70-7; 1317-80-2
EINECS番号: 215-280-1; 236-675-5; 215-282-2

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ! 曝露を合理的に達成可能な限り低くする  
  症状 予防 応急処置
吸入   細かい粉塵の吸入を避ける。 呼吸用保護具を使用する。   
皮膚   保護手袋。  洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。  安全眼鏡を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
 

国連GHS判定基準に準拠

cancer;health haz
長期または反復曝露による肺障害
発がんのおそれの疑い 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・還元剤から離しておく
 
包装
 
二酸化チタン(ナノフォーム)P25 ICSC: 1782
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色~黄色の粉末。 

物理的危険性
 

化学的危険性
 

化学式: TiO2
分子量: 79.9
・沸点:2600-3000℃
・融点:1855℃  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の曝露により、肺が冒されることがある。 吸入すると、人で発がん性を示す可能性がある。 


許容濃度
 

環境
・通常の使用法でも、環境中へ放出される
・不適切な廃棄などによる、さらなる放出を避けるよう十分注意すること
 

・異なる形態でのCAS番号は: CAS13463-67-7(鋭錐石/金紅石)、 CAS 1317-70-7(鋭錐石)、 CAS1317-80-2(金紅石)
・ICSC 338参照
・物理的特性:このICSCに記載されている物理的性質に加えて、OECD(2016)は、ナノ形態を十分に識別するために、別の10〜14の特徴的なパラメーター(例えば、凝集度、表面化学、ラジカル形成の可能性)を提案している
・追加の性質: 結晶化度:鋭錐石83-87%/金紅石13-17% TEM 1.3-41.9ゼータ:> 20mV(pH5) 光触媒作用:UVB曝露との併用でOrange II色素の分解、UV放射によるヒドロキシルラジカル形成。 生物濃縮:魚(コイ)で30分以内に顕著な吸収 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021