« 検索結果一覧に戻る  
セバシン酸ICSC: 1685 (4月 2008)
デカン二酸
1,8-オクタン-ジ-カルボン酸
CAS登録番号: 111-20-6
EINECS番号: 203-845-5

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。  空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。  裸火禁止。  粉塵の堆積を防ぐ。 密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。  泡消火薬剤、乾燥粉末消火剤、二酸化炭素を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入   局所排気を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚   保護手袋。  洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
  安全眼鏡を着用する。  多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
 

国連GHS判定基準に準拠

GHS分類には不十分なデータ 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・強酸化剤および強塩基から離しておく
 
包装
 
セバシン酸 ICSC: 1685
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、白色の粉末。 

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 乾燥状態では、撹拌、圧気輸送、注入などにより、静電気を帯びることがある。 

化学的危険性
塩基および酸化剤と 激しく反応する。 

化学式: C10H18O4 /HOOC(CH2)8COOH
分子量: 202.3
・沸点:294℃ (13.3 kPa)
・「注」参照
・融点:131℃
・密度:1.2 g/cm³
・水への溶解度 :0.1 g/100 ml (溶けにくい)
・引火点:220℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.2  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:経口摂取。 

短期曝露の影響
「注」参照。 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると急速に、浮遊粒子が不快濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
「注」参照。 


許容濃度
 

環境
 

・沸騰する前に分解する
・文献では分解温度は不明である
・この物質に曝露したときの健康への影響は、十分に調べられていない 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021