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テトラクロロ無水フタル酸ICSC: 1374
3月 2001
CAS登録番号: 117-08-8
EINECS番号: 204-171-4

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。    裸火禁止。    水噴霧、粉末消火薬剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。 喘鳴。 息切れ。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 灼熱感。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
充血。 痛み。 かすみ眼。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 灼熱感。  作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 吐かせない。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・乾燥
・密封
 
包装
 
テトラクロロ無水フタル酸 ICSC: 1374
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の粉末。 

物理的危険性
 

化学的危険性
水と ゆっくりと反応する。 酸を生じる。 

化学式: C8Cl4O3 / C6Cl4(CO)2O
分子量: 285.9
・沸点:371℃
・融点:255℃
・水への溶解度(20℃) :0.4 g/100 ml
・引火点:362℃ (c.c.)  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 反復または長期の吸入により喘息を引き起こすことがある。 


許容濃度
 

環境
 

・喘息の症状は 2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する
・したがって、安静と経過観察が不可欠である
・この物質により喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと 

付加情報
  欧州分類
記号:Xn, N; R:41-42/43-50/53; S:(2)-22-24-26-37/39-60-61 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018