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炭化チタンICSC: 1319 (11月 1998)
CAS登録番号: 12070-08-5
EINECS番号: 235-120-4

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発   空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。    密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。 粉塵の堆積を防ぐ。  周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚   保護手袋。  多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
  粉末の場合には呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡または眼用保護具を着用する。   
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
 
包装
 
炭化チタン ICSC: 1319
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
灰色の 結晶性粉末。 

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 

化学的危険性
火花と接触すると、分解する。 火災や爆発の危険を生じる。 

化学式: TiC
分子量: 59.9
・沸点:4820℃
・融点:3140℃
・密度:4.9 g/cm³
・水への溶解度 : 溶けない 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
本物質は、気道を刺激する。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の粉塵粒子の吸入により、肺に影響を与えることがある。 


許容濃度
 

環境
 

・この物質に暴露したときの健康への影響は十分に調べられていない
・この物質は通常他の化合物(炭化タングステン、コバルト)と組み合わせて使用される
・炭化チタンを含む混合粉塵へ暴露した作業者は、塵肺を発症している 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021