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次亜塩素酸ナトリウム(溶液、活性塩素>10%)ICSC: 1119
4月 2017
CAS登録番号: 7681-52-9
国連番号: 1791
EINECS番号: 231-668-3

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

 作業環境管理を厳密に! いずれの場合も医師に相談! 
  症状 予防 応急処置
吸入 灼熱感。 咳。 息苦しさ。 息切れ。 咽頭痛。 症状は遅れて現われることがある。 「注」参照。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 酸素処置が必要なことがある。 直ちに医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 皮膚熱傷。 痛み。 水疱。  保護手袋。 保護衣。  少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。 直ちに医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。 重度の熱傷。  呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 直ちに医療機関に連絡する。 
経口摂取 灼熱感。 腹痛。 嘔吐。 ショック/虚脱。 意識喪失。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 吐かせない。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 直ちに医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・この物質を環境中に放出してはならない
・換気
・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の非金属容器にできる限り集める
・次に多量の水で洗い流す
・おがくずや、可燃性吸収剤に吸収させてはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

correnviro;aqua
注意喚起語:危険
金属腐食のおそれ
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
呼吸器系への刺激のおそれ
長期的影響により、水生生物に非常に強い毒性 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):8; 国連包装等級(UN Packing Group):II、III 

貯蔵
・可燃性物質、還元剤、酸および食品や飼料から離しておく
・「化学的危険性」参照
・冷所
・暗所に保管
・密封
・元の容器でのみ貯蔵
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
次亜塩素酸ナトリウム(溶液、活性塩素>10%) ICSC: 1119
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、澄明でわずかに黄色の溶液。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱や酸との接触により、分解する。 光の影響下で、分解する。 塩素(ICSC 0126 参照)などの、有毒で腐食性のガスを生じる。 本物質は、強酸化剤。 可燃性物質や還元性物質と 激しく反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 水溶液は、強塩基である。 酸と 激しく反応し、腐食性を示す。 銅および銅化合物および軽金属を侵す。 

化学式: NaClO
分子量: 74.4
・融点:-30 - -20℃
・比重(水=1):1.21 (14%水溶液)
・密度(20℃):1.20 - 1.25 g/ml
・蒸気圧:2 - 2.5 kPa (20℃)
・水への溶解度(20℃) :293 g/l (よく溶ける) 


暴露・健康への影響

曝露経路
全ての曝露経路で重度の局所への影響。 

短期曝露の影響
本物質は眼、皮膚、気道および消化管に対して、腐食性を示す。 吸入すると、眼や気道に腐食の影響が現われてから肺水腫を引き起こすことがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 「注」参照。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
・水生環境中で、長期にわたる影響を及ぼすことがある
 

・家庭用漂白剤は通常約5%の次亜塩素酸ナトリウムを含み(約pH11、刺激性)、濃縮漂白剤は10~15%の次亜塩素酸ナトリウムを含む(約pH13、腐食性)
・肺水腫の症状は、2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする
・次亜塩素酸ナトリウム(水溶液、活性塩素10%未満)(ICSC0482)も参照のこと 

付加情報
  欧州分類
記号:C, N; R:31-34-50; S:(1/2)-28-45-50-61; Note:B 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018