« 検索結果一覧に戻る  
オクタクロロナフタレンICSC: 1059 (3月 2000)
CAS登録番号: 2234-13-1
EINECS番号: 218-778-7

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 作業環境管理を厳密に!  
  症状 予防 応急処置
吸入   局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚 吸収される可能性あり!  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 医療機関に連絡する。 
  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグル、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
 
包装
 
オクタクロロナフタレン ICSC: 1059
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、ろう状の 黄色の様々な形状の固体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 塩化水素などの有毒なフュームを生じる。 

化学式: C10Cl8
分子量: 403.7
・沸点:440℃
・融点:192℃
・比重(水=1):2.0
・水への溶解度 : 溶けない
・蒸気圧:<0.13 kPa (20℃)
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.01
・log Pow (オクタノール/水分配係数):5.88/6.2  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入、経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
肝臓に影響を与えることがある。 組織損傷を生じることがある。 

吸入の危険性
 

長期または反復曝露の影響
肝臓に影響を与えることがある。 


許容濃度
TLV: 0.1 mg/m3 (TWA); 0.3 mg/m3 (STEL); (皮膚); 

環境
・食物連鎖において、たとえば魚類で生物濃縮が起こることがある
・環境中に残存するので、環境中に放出しないように強く勧告する
 

 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021