« 検索結果一覧に戻る  
亜塩素酸ナトリウムICSC: 1045 (4月 2000)
CAS登録番号: 7758-19-2
国連番号: 1496
EINECS番号: 231-836-6

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  還元剤または有機物と接触すると、火災および爆発の危険性がある。  可燃性物質または還元剤との接触禁止。    大量の水、水噴霧を使用する。 二酸化炭素は不可。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  換気(粉末でない場合)、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。 痛み。  保護手袋。  少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。 
充血。 痛み。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 腹痛。 嘔吐。  作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 吐かせる(意識がある場合のみ!)。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
・おがくずや、可燃性吸収剤に吸収させてはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):5.1; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・可燃性物質、還元剤、酸および混触危険物質から離しておく
・「化学的危険性」参照
・冷所
・乾燥
・換気のよい部屋に保管
 
包装
 
亜塩素酸ナトリウム ICSC: 1045
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
わずかに 吸湿性の 白色の結晶、または薄片。 

物理的危険性
 

化学的危険性
200℃で分解する。 有毒で腐食性のフュームを生じる。 火災や爆発の危険を生じる。 本物質は、強酸化剤。 可燃性物質や還元性物質と 激しく反応する。 酸、アンモニウム化合物、リン、硫黄およびジチオン酸ナトリウムと 激しく反応する。 爆発の危険を生じる。 

化学式: NaClO2
分子量: 90.44
・180-200℃で分解する
・密度:2.5 g/cm³
・水への溶解度(17℃) :39 g/100 ml  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかしとくに粉末状の場合、拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
 

・有機物が混じると、衝撃に敏感になる
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021