« 検索結果一覧に戻る  
無水マレイン酸ICSC: 0799
マレイン酸無水物
2,5-フランジオン
9月 1997
CAS登録番号: 108-31-6
国連番号: 2215
EINECS番号: 203-571-6

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。  空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。  裸火禁止。  密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。 粉塵の堆積を防ぐ。  水噴霧、アルコール耐性泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。 粉末消火薬剤は不可。   

 作業環境管理を厳密に! 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 灼熱感。 咳。 咽頭痛。 息切れ。 喘鳴。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 医療機関に連絡する。 
皮膚 皮膚の乾燥。 発赤。 痛み。 「注」参照。  「注」参照。 保護衣。  少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。 
充血。 痛み。 熱傷。  粉末の場合には呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 吐き気。 腹痛。 灼熱感。 嘔吐。 下痢。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 吐かせない。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:顔面シールド、保温手袋、化学保護衣および空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・「注」参照
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):8; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・乾燥
・強酸化剤、強塩基および食品や飼料から離しておく
 
包装
・気密
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
無水マレイン酸 ICSC: 0799
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
刺激臭のある無色の または 白色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
水溶液は、中程度の強さの酸である。 強塩基および強酸化剤と反応する。 

化学式: C4H2O3
分子量: 98.1
・沸点:202℃
・融点:53℃
・密度:1.5 g/cm³
・水への溶解度 : 反応する
・蒸気圧:25 Pa (25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.4
・引火点:102℃ (c.c.)
・発火温度:477℃
・爆発限界:1.4-7.1 vol%(空気中) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入、経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を重度に刺激する。 吸入すると、喘息様反応を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
20℃で気化すると空気は汚染されて、 やや急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 反復または長期の吸入により喘息を引き起こすことがある。 


許容濃度
MAK: 0.081 mg/m3;0.02 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: I(1); 気道および皮膚感作 (SAH); 妊娠中のリスクグループ: C; 

環境
 

・粉末消火薬剤と激しく反応する
・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・喘息の症状は、2~3時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である
・この物質により喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと
・本物質は高温の液体(70℃)としても輸送される。皮膚との接触を避けること
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること 

付加情報
  欧州分類
記号:C; R:22-34-42/43; S:(2)-22-26-36/37/39-45 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018