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ディルドリンICSC: 0787
HEOD3月 1998
CAS登録番号: 60-57-1
国連番号: 2761
EINECS番号: 200-484-5

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 有機溶剤を含む液体製剤は、引火性のことがある。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ! 作業環境管理を厳密に! 青少年や小児への曝露を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 「経口摂取」参照。  換気(粉末でない場合)を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚 吸収される可能性あり! 「経口摂取」参照。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 医療機関に連絡する。 
  安全ゴーグルまたは顔面シールドを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 痙攣。 めまい。 頭痛。 吐き気。 嘔吐。 筋攣縮。  作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。 吐かせない。 安静。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・下水に流してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの 密閉式容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・食品や飼料および混触危険物質から離しておく
・「化学的危険性」参照
・密封
・換気のよい部屋に保管
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない
・重度の海洋汚染物質 
ディルドリン ICSC: 0787
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 塩化水素などの有毒なフュームを生じる。 酸化剤および酸と反応する。 保管中、塩化水素を徐々に生成し、金属を侵す。 

化学式: C12H8Cl6O
分子量: 380.9
・融点:175-176℃
・密度:1.7 g/cm³
・水への溶解度 : 溶けない
・蒸気圧:0.0004 Pa (20℃)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):6.2  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
中枢神経系に影響を与えることがある。 痙攣を生じることがある。 医学的な経過観察が必要である。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし噴霧すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
影響が蓄積される可能性がある。 「一次災害/急性症状」参照。 


許容濃度
TLV: 0.1 mg/m3, as TWA (皮膚吸収); A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質).
MAK: (吸引性画分): 0.25 mg/m3; ピーク曝露限度カテゴリー: II(8); 皮膚吸収 (H); 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
・環境に有害な場合がある。ハチおよび鳥類への影響にとくに注意すること
・水生生物で、生物濃縮が起こることがある
・環境中に残存するので、環境中に放出しないように強く勧告する
・水生環境中で、長期にわたる影響を及ぼすことがある
・通常の使用法と異なる状況での環境中への放出を避ける
 

・曝露の程度によっては、定期検診が必要である
・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある
・作業衣を家に持ち帰ってはならない
・ICSC 0774参照 

付加情報
  欧州分類
記号:T+, N; R:25-27-40-48/25-50/53; S:(1/2)-22-36/37-45-60-61 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2018