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TRIETHYL PHOSPHITEICSC: 0684 (7月 1997)
CAS登録番号: 122-52-1
国連番号: 2323
EINECS番号: 204-552-5

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  54℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  54℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。  粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。 水系消火薬剤は不可。 水は不可。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 直接水をかけない。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入   換気を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。  安全眼鏡を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 腹痛。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
・換気
・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):3; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・耐火設備
・乾燥
・酸および強酸化剤から離しておく
・「化学的危険性」参照
 
包装
 
TRIETHYL PHOSPHITE ICSC: 0684
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の液体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱や燃焼により、分解する。 リン酸化物などの有毒なフュームを生じる。 水、酸および強酸化剤と反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 

化学式: C6H15O3P
分子量: 166.2
・沸点:157-159℃
・比重(水=1):0.97
・水への溶解度 : 反応する
・引火点:54℃ (c.c.)
・爆発限界: vol%(空気中)「注」参照 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:蒸気の吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質およびその蒸気は、眼および皮膚を刺激する。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
 

・この物質は可燃性で引火点61℃未満であるが、文献では爆発限界は不明である
・火や高温面の近くで、または溶接作業中に使用してはならない 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021